竹田麗央「ピンをデッドに狙うだけじゃなく…」 メジャー帰り3人の収穫と課題
◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 事前（17日）◇ザ・クイーンズヒルGC（福岡）◇6505yd（パー72） 【画像】湖に向かってティショット 古江彩佳 前週の「アムンディ エビアン選手権」（フランス・エビアンリゾートGC）からメジャー帰りの竹田麗央、岩井明愛、山下美夢有が参戦する。3人ともメジャー最終戦「AIG女子オープン」（全英女子、8月22日開幕／スコットランド・セントアンドリュース オールドコース）が残っており、エビアンで得た収穫と課題と向き合っていく。 竹田はメジャー初挑戦の6月「全米女子オープン」9位、2戦目の「全米女子プロ」32位から3戦連続予選通過を果たしたが「最終ラウンドで叩いてしまったのが、すごく残念」とこぼす。 「66」で10位スタートを切りながら、徐々に順位を下げて、最終Rは「77」。具体的には「私はピンをデッドに狙っていく方ですけど（コースによっては）グリーンの傾斜を使って寄せていくとかが必要だと感じました」と振り返る。今後は9月の「ソニー 日本女子プロ選手権」と「日本女子オープン」、11月の最終戦「JLPGAツアー選手権リコーカップ」で国内メジャー初タイトルが目標だ。 「エビアン―」でメジャー出場6試合目にして初のトップ10（10位）を決めた岩井明愛は「チャンスを決めきれなかったり、まだもどかしい感じはありました」と言いつつ、収穫に「ティショット」を挙げた。「海外のコースでもフェアウェイキープさえできていれば、と思う。上位で戦う回数を増やして、雰囲気になれていければ」。定評のあるショット力にさらに磨きをかけていく。
山下は前日16日に帰国し、そのまま現地入りした。この日、コースのある糸島市は最高気温34.6度を観測。「まだ暑さに慣れてないです。体は動いてるんですけど、時差も少し残ってる感じ」と疲れの色は隠せなかった。 今季メジャー全4戦で予選通過したものの、「エビアン―」では39位。「最近、納得のいくゴルフができていない。特にショートゲームですね」。「AIG女子オープン」前には「パリ五輪」（8月7日開幕、フランス／ル・ゴルフ・ナショナル）もある。また3年連続年間女王に向け、メルセデスランキングは1位に立っているが、今季は未勝利。「まだ勝ててないというモヤッとしたものはあります」。さらに状態を上げていくつもりだ。（福岡県糸島市／加藤裕一）
