早稲田大・徳田幹太「勝って自分の世界を広げる」何苦楚魂で努力重ね全日学優勝 掴み取った金沢ポート入団
学生卓球界に希望を与える存在に
私も、野田学園高校時代の爆発力あるプレーや試合での立ち振る舞いを見て、徳田幹太に魅了された1人だ。 高校3年生のときにインタビューさせてもらい、小学2年で日本一になるも小学4年で心臓手術を経験して一時は成績が落ちたこと、それでも小学6年でHNT合宿で1位になるまで成長したことなどを伺い、努力して這い上がれる心の強い選手だなと感じていた。 早稲田大学進学後は、1年生の全日学でダブルス優勝もシングルスはベスト32で終わってしまう。しかし、そこからリベンジを誓って腕を磨き、今年優勝を勝ち取った。 そういうストーリーも徳田を応援したくなる要素の1つだ。 絶対に最後まで諦めない姿勢は、見てる人々を勇気づけるだろうし、自らの努力でチャンスを掴んだ徳田が活躍すれば、学生卓球界の選手たちにも希望を与えることになる。 Tリーグの舞台でどのようなプレーを見せてくれるのか、デビュー戦が待ち遠しい。
山下大志(ラリーズ編集長)