アーセナル指揮官アルテタはやっぱりフィジカル重視? 17歳の逸材ヌワネリがスタメンに定着するまで4年ほど必要との見方も
英紙は今のアーセナルを高層ビルのようと表現
今アーセナルサポーターをワクワクさせている若手選手の1人が17歳のMFイーサン・ヌワネリだ。 U-19イングランド代表でもプレイするヌワネリは、今季アーセナルにてEFL杯のボルトン戦で2ゴール、続くプレストン戦で1ゴールを挙げるなど、早くも才能を発揮している。最近は司令塔のマルティン・ウーデゴーが負傷離脱していたこともあり、ヌワネリをリーグ戦でも先発で試してほしいと考えていたサポーターは多いはず。 しかし英『The Sun』は、ヌワネリの先発起用にはもう少し時間がかかるかもしれないと見ている。それは指揮官ミケル・アルテタが『一定のフィジカル能力』を選手に求めているからだ。 同メディアは今のアーセナルを『高層ビルのよう』と表現しているが、アルテタ政権での4年間でアーセナルの選手たちはかなり巨大化した。それは今夏の移籍市場の動きからも明らかで、189cmの大型MFミケル・メリーノ、センターバックとサイドバックの両方をこなせる188cmのDFリッカルド・カラフィオーリを加え、チームはますます高身長軍団となった。 それに比べると、ヌワネリはまだまだ小柄だ。身長は176cmと決して低いわけではないが、まだ17歳ということもあって身体が出来上がっていない。アルテタはフィジカル強化が必要な選手に対し、週に3回以上はジムでのウエイトトレーニングを課しているという。 例えば右ウイングに入るFWブカヨ・サカもアルテタ就任当初はフィジカルバトルに不安があったが、この4年でかなり強くなった。サカも自宅にジムスペースを設けるなどフィジカル強化に取り組んできたようで、今ではプレミアリーグのDFとのバトルにも負けない強さを手に入れた。 アルテタ政権ではヌワネリにも同様のことが求められるようで、同メディアもサカと同じく3年から4年ほどはフィジカル育成に時間がかかると見ている。それまでレギュラー定着は厳しいかもしれないが、17歳のヌワネリがアーセナルの絶対的レギュラーとなる日はいつのことになるのか。
構成/ザ・ワールド編集部