<Jリーグ>無観客試合から学んだものは何か?
「今回は浦和レッズというクラブのサポーターがこういうことになり、エスパルスを含めた各チームのファンとサポーターに迷惑をかけましたけど、これはどのチームにも言えること。二度と同じことを起こさないためにも、そして選手とチームが一歩を踏み出すためにも、ダメなものはダメと言わなきゃいけない。自分の立ち位置を怖がってモノを発しないのもダメ。誰から言ってくれるから言わない、というのもダメ。チームが、そして自分たちがよくなるためには、しっかりと前に出ることが大事だと僕は思う」 淵田社長は2014年3月23日を、「浦和レッズの再出発の日」と位置づけ、再発防止への努力を重ねていくことを誓った。決して美談の類ではなく、二度と過ちを犯さないための「十字架」として、無人のスタンドはクラブ、選手、そしてサポーターたちの心に深く、永遠に刻まれなければ意味はない。 (文責・藤江直人/スポーツライター)