松本隆氏「詩を作るというよりジャンルを作った」今度は日本舞踊の作詞家に
作詞家・松本隆氏(75)が11日、京都市内で行われた日本舞踊 若柳流 第一回秋の夜「佑輝子の曾」の記者会見に、日本舞踊家の若柳佑輝子(33)と作曲家で横笛奏者の藤舎貴生氏と出席した。 【写真】会見に出席した松本隆氏、若柳佑輝子、藤舎貴生氏 松本氏は同公演の新作長唄「儚小町」の作詞を担当。小野小町がテーマで「今回は若き日の小野小町。美を振りまいて花がぱーっと咲いて散るような小野小町を表現できたら」と話した。 今回は藤舎氏から声をかけられて実現。「今現在ほとんど詞を書いていなくてほとんど断ってるんだけど」と明かしつつ、「(ロックグループのはっぴいえんどで)ロックから出発してポップスを作って、詞を作るというよりジャンルを作ったような気もする。太田裕美と松田聖子を世に出して、それが席巻したので今の僕がある。いっぱいジャンルを作ったけど、今度は日本舞踊の作詞家でもいいような気がする。江戸時代の長唄とちょっと違うような、それも日本の歌になるんじゃないかな。そんな風にあと10年頑張って死にたいなと(笑)」と語った。