「喜びの一方で気を引き締めたい」日本被団協がノーベル平和賞 広島の若者グループが手作りケーキでお祝い
中国放送
ノーベル平和賞に選ばれた日本被団協のメンバーなどをお祝いする会が14日広島市で開かれました。 【写真を見る】「喜びの一方で気を引き締めたい」日本被団協がノーベル平和賞 広島の若者グループが手作りケーキでお祝い イベント参加者 「カンパーイ」 このイベントは核問題について考える若者グループ「カクワカ広島」などが企画したものです。日本被団協の箕牧智之代表委員や、日本被団協にオブザーバー参加している広島県被団協の佐久間邦彦理事長などを招きました。 参加者はノーベル平和賞受賞の喜びを語り合い、若者たちは手作りのケーキでお祝いしました。 日本被団協 箕牧智之代表委員 「おいしい。こんなケーキ食べたことない」 広島県被団協 佐久間邦彦理事長 「格別だ。うーんおいしい!」 日本被団協 箕牧智之代表委員 「私のクッキーは『平和』」 広島県被団協 佐久間邦彦理事長 「私はね『コングラッチュレーション(祝)』」 日本被団協 箕牧智之代表委員 「私はきょう思ったんよ。若い人たちが私たちの後を引き継いで強力なリーダーになってくれると思った」 広島県被団協 佐久間邦彦理事長 「ノーベル賞をとったことで若い人たちの励みになると思う。私たちの後を継ぐのは2世・3世。多くの若い人たちがいる。ここで訴えることをがんばってほしい」 15歳のときに被爆し、証言活動を続ける切明千枝子さんはノーベル平和賞の受賞を喜ぶ一方で、気を引き締めたいと話します。 切明千枝子さん(15歳で被爆) 「平和って油断するとすぐ逃げてしまうものだと思う。だからみんなで力を合わせてたぐり寄せてしっかり握って離さないようにしないと。おぼつかないというか…それが『平和』だと思う。これを機会にさらに気を引き締めて広島の被爆者やその後継の人たちで、必死で守っていかないといけない」 イベントに参加 アメリカ出身の女性(23歳) 「私は子どもの頃から原爆の話を全然習わなかった。アメリカ人は絶対に被爆者の話を聞いた方がいい。平和な世界になってほしい」 参加者で記念撮影 「ノーベル平和賞受賞 おめでとう」
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