プラダとジョルジオ アルマーニので良作で解説。トレンドの“ブルーストライプ”の着こなし術
好感度No.1の座(本誌独自調べ)をほしいままにするブルーストライプ。大人のワードローブの一丁目一番地といっても過言ではないアイテムだからこそ、厳選された一流品を選びたい。 ▶︎すべての写真を見る 素材やデザインにひとヒネリある一着なら、没個性的になる心配は無用だ。
ブルースストライプの選びのポイント&合わせのコツ
クリーン、爽やか、誠実……。青という色から連想するポジティブな言葉はいくつもある。だから我々は青が大好きなわけだが、これはそっくりそのままストライプにも当てはまる。 つまり“青とストライプ”は似たもの同士であり、このふたつがタッグを組めばまさに鬼に金棒、虎に翼なのだ。 そんな絶対的安心感のあるアイテムだからこそ、プレミアムな一着に投資する価値は十分。
選びのポイントは①目立ちすぎない少しの個性と、②品良く見せる上質な生地だ。 「プラダ」からは極上の滑らかさを持つ上質なコットン生地で仕立てたストライプアイテムをチョイス。エポーレットやジップアップのデザインなどでヒネリを加え、さりげなくシグネチャーのトライアングルロゴをあしらった。 目立ちすぎないが、“無個性”でもない。サジ加減が絶妙だ。
合わせのコツは、白やグレージュで“抜け”を作ること。 ブルーストライプはどんな服にも合う万能性が魅力のひとつ。だが、ともすると凡庸になりがち。春夏らしさを加えて颯爽と着こなすなら、白やグレージュなどの明るい色で抜けを作るのが鉄則。 特に重厚感のあるネイビー系は注意が必要だ。
春の空を思わせるスカイブルーが爽快なプラダと、ジョルジオ アルマーニらしい落ち着きを湛えたネイビー。どちらもストライプの本質を活かしつつ“モードの感性”を加えたデザインで、リラックスムードが漂うのもいい。 ストライプにお堅いイメージを抱いている人でも、気軽に取り入れられるはずだ。 清水健吾=写真 川田真梨子=スタイリング 早渕智之=文
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