【おひとりさま】40歳代・50歳代ともに「貯蓄ゼロ」が約4割…平均貯蓄額と中央値はいくら?
おひとりさま世帯の平均的な老後生活は「赤字」?家計収支をチェック!
総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」より、65歳以上おひとりさま世帯の平均的な年金暮らしにおいて、毎月3万768円の赤字になることが分かりました。 内訳は以下のとおりです。 ●収入 収入:12万6905円(うち社会保障給付11万8230円) ●支出 消費支出:14万5430円 ・食料:4万103円 ・住居:1万2564円 ・光熱・水道:1万4436円 ・交通・通信:1万5086円 ・保健医療:7981円 非消費支出:1万2243円 支出合計:15万7673円 1ヶ月の家計収支:▲3万768円 収入のうち会保障給付11万8230円とあるので、厚生年金受給者であると考えられます。 住んでいる地域や、持ち家か賃貸か、車の有無、などにより生活水準は個々で異なりますが、平均的には「赤字」になることがわかりました。 この赤字を埋めるための資金が老後において最低限必要な資金となります。ただし、インフレや社会保険料の負担増などにより、可処分所得の減少や支出増も考慮して、老後資金には厚みをもたせておきたいですね。
参考資料
・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」
和田 直子