ウォシュレットの電源を年中“ON”にしてムダな電気代を支払っているかも?1年間でどのくらいの電気代になる?
日本のトイレでは当たり前になった「ウォシュレット」などの「温水洗浄便座」。何気なく使用していますが、水を温めるため、電気代が発生しています。では、ウォシュレットの電源を年中“ON”にした場合、電気代はどれくらいかかるのでしょうか。 今回は、ウォシュレットを1年間使い続けた場合の電気代やウォシュレットにかかる電気代を節約する方法を解説します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
ウォシュレットには種類がある?|トイレの使用頻度によって選ぶことがおすすめ
まず、ウォシュレットとは「温水洗浄便座」のことを指します。温水洗浄便座とは温水による洗浄や暖房便座などの機能がついた便座です。さまざまな大手メーカーにおいて別の名称で温水洗浄便座が取り扱われています。 温水洗浄便座は、大きく2種類に分けられます。それぞれの名称と特徴は表1の通りです。 表1
※筆者作成 貯湯式は24時間ヒーターで水を温め続けているため、電気代が少し高い傾向があります。一度に使用できるお湯の量に限りがあるため、一人暮らしや家にいる時間が長い方におすすめです。 一方、瞬間式は貯湯式よりも電気代がおさえられます。使用するときに水を温めて温水にするため、連続して使用する場合も湯切れする心配がありません。そのため、家族が複数人いる家庭や家にいる時間が短い方のほうが使用しやすいでしょう。
ウォシュレットの電源を一年中「ON」にした場合の電気代は?
ウォシュレットは、種類によって電気代が若干変動します。例えば貯湯式と瞬間式で、種類ごとの1ヶ月あたりの電気代目安が表2のようになっている商品もあります。 表2
※筆者作成 表2から、貯湯式であれば年間で約5150円、瞬間式は年間約1860~2540円電気代がかかります。種類によって年間の電気代に大きな差があるため、ご自宅のトイレの説明書で仕様を確認してみましょう。 また、ほかのメーカーの温水洗浄便座では、貯湯式の1ヶ月あたりの電気代が369~412円、瞬間式は234~259円の商品もあるようです。契約している電気料金プランの単価によって若干の変動はありますが、メーカーが違う場合でも電気代の差はそれほど大きくないと考えられるでしょう。