早稲田実業がタイブレークの末に大社に敗れる、観戦に訪れたOB清宮以来9年ぶり8強ならず【24年・夏甲子園】
<第106回全国高校野球選手権大会:大社3-2早稲田実業(延長11回タイブレーク)>◇17日◇3回戦◇甲子園 【トーナメント表】甲子園大会 11日目までの結果一覧 早稲田実業(西東京)が延長11回タイブレークの末に大社(島根)に敗れ、4強に入った2015年以来、9年ぶりの8強進出はあと一歩及ばなかった。 延長11回にサヨナラ打を浴びて敗れたが、守りでは負けていなかった。1点リードで迎えた9回にスクイズで同点とされた後、1死二、三塁とサヨナラのピンチに、和泉監督が投手の横に野手を置く、スクイズ対策としての「奇策」の守備隊形を敷いた。その野手にゴロが来て、一塁でアウトにした後、三塁走者もアウトにする奇跡の併殺でピンチを切り抜けていた。 10回も表の攻撃で無得点に終わったが、その裏も無失点に守り切って11回へ持ち込んでいた。 先発した中村 心大投手(2年)の7回5安打1失点の粘投も勝利に結びつかなかった。 早稲田実業OB、日本ハムの清宮 幸太郎内野手が甲子園球場に来場し母校を応援したが、思いは届かなかった。