【体験談】「この続きは入学してから」 大学訪問の講義で決めた志望校
担任のアドバイスで知ったAO入試
――オープンキャンパスに行ったことで、気持ちに変化はありましたか。 高1の夏という早い段階で「東北大学の法学部を目指したい」という気持ちが固まったことは、大きかったです。1年の2学期の個人面談で担任の先生に話したところ、「東北大学なら3年の秋にAO入試という選抜方法もあるよ」とすすめられました。調べてみると、AO入試(総合型選抜)は書類審査と筆記試験などがあり、しかもチャンスが2回あるとわかりました。一般選抜と合わせたら、合計3回受けられることがわかったので、挑戦してみようと思いました。 ――受験勉強の方向性を早くに決められたのですね。 AO入試の2回のうち、1回目(AO入試Ⅱ期)は東北大学独自の筆記試験、2回目(同Ⅲ期)は共通テストが課されますが、前者の英語は時事系の内容がよく取り上げられます。過去の問題文を見たら専門用語も多くて難しい印象でしたが、時事問題が知識として頭に入っていれば、わからない部分があっても割と答えられるはず。高校でもらった先輩の合格体験記にもそんなことが載っていたので、新聞をよく読み、時事問題に触れるように意識しました。 ――早くに第1志望校を決めて、気持ちが変わったりすることはありませんでしたか。 コロナ禍に入ってオープンキャンパスに行けなかったこともあり、大きくブレることはありませんでした。高3の8月からは高校で志願理由書の添削もしてもらい、無事にAO入試Ⅱ期で合格をもらうことができました。
第1志望は、自分の目で確認
――オープンキャンパスに参加しようか迷っている受験生に、アドバイスをお願いします。 大学のパンフレットやオンラインのオープンキャンパスでも情報は得られますが、キャンパスの雰囲気や学生の様子などは、実際に足を運んでこそわかるものだと実感しました。興味のある大学のオープンキャンパスには、可能な限り、早くから参加してみるといいと思います。私のように気になる大学がある人なら、本当にそこでいいのかの確認ができるし、逆に何も決まっていなくても、きっと何かしら見えてくることがあるんじゃないかな、と思います。 ※学年等は取材当時のものです。
朝日新聞Thinkキャンパス