SANAAの大屋根、安藤忠雄による文化装置、緑溢れる公園…〈グラングリーン大阪〉の魅力を探る。
〈うめきた公園〉の中心にあり、3つのゾーンを有する〈PLAT UMEKITA〉もまた注目すべきスポット。まずは公園やまちを知るための情報発信を行うインフォメーションとしての役割を持つ。続いて〈PLAT UMEKITA〉企画編集室による最新のエシカル情報の発信や、様々なクリエイターと共に行うワークショップなどを通じて、アイデアや仲間を見つけるきっかけをもたらすリビングラボ。そして企業や地域の繋がりを創出するギャラリーと3つの機能を持つ、体験型のプラットフォームだ。 「誰もが新しい価値観を意識する時代にあって、それらを楽しく伝えるために掲げたのが“エシカルテインメント”。生活者とエシカルを考える場を作りつつ、共創していくための場です。ここでの体験を楽しんだ先に、生活スタイルの変化を意識し実現してもらえたら」と〈PLAT UMEKITA〉企画編集室ディレクター、TOPPAN株式会社の木村和也さんはいう。
みどりとイノベーションをテーマに掲げ、敷地の約半分が緑という革新的なまちづくりを実現した〈グラングリーン大阪〉。南北をつなぐ空中回廊〈ひらめきの道〉やビルからの眺めは、既存の大阪のイメージを一新するもの。2027年に迎える全体まちびらきや、誰もが自由に過ごせる都市公園の育っていく様に期待せずにはいられない。
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〈グラングリーン大阪〉
北館:大阪市北区大深町6番38号。ノースパーク:大深町6番。サウスパーク:大深町5番。店舗により営業時間が異なる。詳細は公式サイトにてご確認を。2025年春頃、南館の開業が予定されている。
photo_Haruhi Okuyama text_Mako Yamato editor_Keiko Kusano, Ho...