ハローサイクリングのステーション数が1万カ所を突破。ラストワンマイルの移動手段として普及か
「シェアリングサービス」が交通インフラの一部として浸透しつつある
オープンストリートが手がける日本最大級のシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」のステーション数が1万カ所を突破した。 【写真】ハローサイクリングの電動アシスト自転車と、バイクタイプの特定小型原付 「HELLO CYCLING(ハローサイクリング)」は、電動アシスト自転車や、16歳以上が免許不要で乗れる「特定小型原付」に対応したEVバイク「電動サイクル」を借りられるシェアリングサービスだ。 2016年11月に事業を開始してからのおよそ8年間で全国26都道府県、221市区町村へ導入され、ユーザー数も410万人を超え、国内最大級のシェアサイクル事業に成長した。 2024年7月にドコモ・バイクシェアとの業務提携を発表した段階でのステーション数は8500カ所だったことを踏まえると、単純計算で半年間に1500カ所増えていることになり、ラストワンマイルの移動手段や公共交通機関を補完する交通インフラとして普及していると言えるだろう。 ちなみに同社が算出した全国市区町村別人口カバー率データによると、1位の埼玉県和光市ではなんと94%、以降9位の東京都板橋区まででも80%を超えるカバー率を実現しており、すでにいくつかの都市においては主要交通インフラの一部として浸透していると言っても過言ではないのである。 もっとも身近で、もっとも気軽に使える電動モビリティとして今後の展開にも注目していきたい。