Apple Watchの進化と囲い込み戦略が見えた【Apple新製品発表会】
アップルは9月16日午前2時(日本時間)、スペシャルイベントを開催し新製品Apple Watch Series 6やiPad Airなどを発表しました。ケータイ/スマホジャーナリスト石川温さんに、イベントで発表された製品と戦略について速報でお聞きしました。(Yahoo!ニュースVoice編集部)
今回の発表を一言でいうと?
石川さん: 主役であるiPhoneはいなかったんですけれども、脇役ががんばったという感じを受けています。なので、予想通りの発表ではありましたけれども、それなりに面白かったと思います。
一番の注目は?
石川さん: やはり一つにはApple Watchがさらに進化して、体の情報を得られるようなというところが大きいのかなと思います。 iPadなりiPhoneって、なかなか進化が難しかったりもしますけど、Apple Watchに関しては、まだまだ進化をする余地があるというところだったりもしますし、今回うわさにもありましたApple Watch SEと言われる廉価版も出すことによって、子供ですとかお年寄りにもApple Watchを売ろうとしてるという、アップルとしてはApple Watchをさまざまな人につけてもらいたい、さらにユーザー拡大したいという戦略は見えたのかなと思いました。
今後のアップルの戦略は?
石川さん: アップルとしては、メーカーとしてユーザーを増やしてくというところが一つあると思います。Apple Watch SEを出すことによって、廉価版でユーザーを増やしていくというところもありますし、さらに増やしたユーザーにアップルのサービスを使ってもらうというところが今回色濃く出てるのかなと思います。 Apple Watchでフィットネスを使ってもらう、映像コンテンツを見せることによってApple Watchを使い続けてもらう、さらにはApple Oneでさまざまなコンテンツを使ってもらい、結果として毎月毎月ちゃりんちゃりんとお金も入ってきますし、さらには囲い込むことによってアップル製品をやめにくくなるという、サービスにシフトしているアップルの戦略が色濃く出てるのかなと思います。