自分の体の状態を知ろう!コンディションチェック
ステップ1:問診
まず初めに問診をする。手術歴や怪我の有無について問診を行った。神事さんの場合、高校三年生の時に行った肩の手術の具体的な内容、その後の経過、それに加えて慢性的な股関節の痛み、ヘルニアの経験、そして坐骨神経痛を持っていて梨状筋が痛くなるという症状があることなどの説明をした。
ステップ3:柔軟性&可動域のチェック
橋本:一番は投球障害の予防ということで怪我がしやすい動き方などがあるのでちゃんと可動域から出ているかという確認と、ピッチング動作に関係する項目をピックアップしているので可動域がないとそもそも自分がしたい動きができないと思うのでそこのチェックをやっていきます。
ステップ4:結果発表
橋本:股関節は問題ないです。股関節周りも基本的に問題は、年相応と言ってしまうくらいですが。
神事 :右足の内旋が弱いのはどういうことでしょうか?
橋本:内旋が硬いとお尻周りの筋肉が硬くなっている証拠で、神事さんの場合は梨状筋が硬くなりやすいところがあります。外旋筋という外に開く力なんですけどそこが硬くなると内旋がいきにくくなります。神事さんの見立て通り内旋が硬くて固まりやすいのはこの内旋の可動域からきています。あと一番問題になってくるのが体幹のところですね。自分で動かす筋力的な要素の測定も含まれているので単純に柔らかくてプラス自分で動かす背中周りの力が重要になります。こういう選手の場合は特徴としてはフットコンタクトをした時に捻転差(セパレーション)が作りにくかったり、肩甲骨は肋骨の上に乗っているので体幹の柔らかさがかなり必要になっていきます。後ろに引っ張られた時の背中の柔らかさがかなり重要です。特に神事さんは肩が抜けやすいのがあるので肩甲骨の動きが悪いのかなというのも見て取れます。
森本:結果を見ておすすめのストレッチとかの指導もしてくれるんですか?
橋本:そうですね。1,2個であれば時間内であれば説明できますね。