自分の体の状態を知ろう!コンディションチェック
森本:このコンディションチェックをこのアスリートラボでやるメリットを教えてもらってもいいですか?
橋本:コンディションチェックを基本的にはピッチングのアセスメントやバイオメカニクス、フィジカルテストと合わせて行っていくことがほとんどです。野球のスキルというのはよくパフォーマンスピラミッドと例えられるんですけど、土台になってくるムーブメントをコンディションチェックでやっていくことになります。土台が見えてフィジカルテストという体力テストをやった上で投球動作とか球速に関わるので一番土台のところがどういう状態かの把握ができます。
森本:神事さんも動作分析をされる中でこういった情報があればいいなというのはありますか?
神事:そうですね。例えば最大外旋がどれぐらい出ているのかというのは関節の硬さから出ていないのか、それとも動きが悪いために出せていないのかというのは全く別の話です。そういった意味ではそこをテストすることでそれがどっちなのかということをちゃんと判明できるとそれを次どうしたらいいのかのトレーニングとかコンディショニングの方に移動できるというのは大きなメリットという風に思います。 僕はこの評価を受けてどうしたら良くなるというプログラムもあるんですか?
橋本:コンディショニングのチケットを買っていただく必要があります。チェックはここまでです。ここでコンディショニングが問題とわかって、特に神事さんの場合は胸郭が問題とわかったので、それを直すためにコンディショニングという別のプログラムを受講していただくという形です。
森本:本日はコンディションチェックをご紹介しました。橋本さん、改めてコンディションチェックの必要性や大事なことを教えていただいてもいいですか?
橋本:自分の体がどうなっているのかを意識することが一番大事だと思います。硬いとわかっているけどどう硬いか分からないとか、そもそも何でそれをしないといけないのか分からない選手が多いので自分の体をちょっと知ってもらうきっかけになればなと思います。