《中森明菜が六本木のディスコで意外なおねだり》「元シブがき隊」布川敏和が告白「18歳で初めて助手席に乗せたのは小泉今日子ちゃん」、“花の82年組”の意外な距離感
『踊る大捜査線』出演の裏話
「シブがき隊」解散の1年前の1987年、僕は『あまえないでョ!』(フジテレビ系)で、本格的にドラマにも出演するようになりました。当時、事務所はドラマにあんまり進出していなくて、僕も(「シブがき隊」としてではなく)個人では、このドラマが初めての連続ドラマのレギュラー出演だった(デビュー作『2年B組仙八先生』をのぞく)ので、とても思い出に残っている作品です。 『あまえないでョ!』は斉藤由貴ちゃん主演のドタバタホームコメディ。僕は由貴ちゃんの恋人役で、演技というものがまだ何もわからないときだったけど、みんなでワイワイやりながらの撮影は楽しかった。ドラマの内容もおもしろかったから、視聴率も良くて。由貴ちゃんは当時から演技が上手でね。人見知りだったから、カメラの外では僕ら共演者と親しくなることはありませんでしたが。 この『あまえないでョ!』は後にプロデューサーとしてヒットメーカーとなる亀山千広さん(現・BSフジ代表取締役社長)が、ドラマの企画を手がけ始めたばかりの頃の作品。亀山さんとは『あまえないでョ!』の後、『オレの妹急上昇』『ヘイ!あがり一丁』でも一緒にやった仲なんですよ。 彼はその後、数々のヒット作を生み出し、フジテレビの社長にまで上り詰めましたが、1997年に彼がプロデューサーを務めていた『踊る大捜査線』に僕が犯人役で出演したのもその縁なんです。
あるとき、亀山さんから呼び出され、「今オレ、『踊る大捜査線』っていうのをやっているんだ」と言われたんです。「ヒットしてて知ってるよ。すごいじゃん」「頼みがあるんだけど、犯人役をやってくれない?」「いいよ」「良かったー! 断られると思ってたよ」……なんて会話を交わし、出演することになりました。 僕は水野美紀さんが演じる柏木雪乃の元恋人で、麻薬の売人・岩瀬修役でした。織田裕二君に確保され、湾岸署に連行されるシーンでは亀山さんの演出も受けました。当日は寡黙な雰囲気で誰とも挨拶せずに荒々しくスタジオに入ってくれと。織田君といかりやさんは演出を知っていたのですが、本番まで水野さんに対して怖い雰囲気で演じてほしかったそうです。それで、僕は本番までほとんどの出演者と話をしない犯人役に徹しました。 僕はそれまで『刑事貴族』(日本テレビ系)や『おばさんデカ 桜乙女の事件帖』シリーズ(フジテレビ系)など刑事役が多かったから、ずっと犯人役をやってみたかったんです。だって、犯人役は最初は良い人そうに見せて、後から悪人の本性を現すから人間味があるじゃないですか。しかも犯行理由を明かす見せ場は、作品のクライマックスで演じていて、やり甲斐があるんですよ。2026年には待望の新作が公開されますよね。僕にも声をかけてほしいなぁ。 (第2回に続く) 取材・文/中野裕子(ジャーナリスト) 撮影/山口比佐夫
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