橋本選手(福島県三春町)に県民栄誉賞 パリ・パラ車いすラグビー「金」
福島県は9日、パリ・パラリンピック車いすラグビーで金メダルを獲得した三春町出身の橋本勝也選手(22)に県民栄誉賞を贈ると発表した。2018(平成30)年9月に郡山市出身の俳優西田敏行さんが受けて以来で5人目となる。表彰式は年内に行われる見通し。 内堀雅雄知事が県庁で記者会見して明らかにした。「主力選手としての重責を担いながら勝利に向けて全力でプレーする姿は多くの県民に感動と勇気を届けた」と理由を語った。 橋本選手は全5試合に出場し、チーム総得点の約3割を占める79点を挙げ、優勝の原動力となった。 県民栄誉賞はスポーツや文化などの分野で業績が顕著で、県民に希望と活力を与えた人に贈られる。1991(平成3)年に登山家の故田部井淳子さん(三春町出身)、2014年にソチ冬季パラリンピックのアルペンスキー男子回転座位で金メダルを獲得した鈴木猛史選手(猪苗代町出身)、2017年にレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2017シーズンで年間総合優勝を果たした室屋義秀選手(福島市在住)にも授与された。