JFE商事コイルセンター、製品ラベルに「ゼロ・エミッション」。2工場で印字・環境対応PR
JFE商事コイルセンター(JCC、本社・横浜市、社長・川上浩孝氏)は、2025年1月から静岡工場(静岡県富士市)と群馬工場(群馬県太田市)から出荷する製品ラベルに「ZERO EMISSION(ゼロ・エミッション)」を印字した新ラベル=写真=を採用する。カーボン・ニュートラルなど環境対応へのニーズや注目度の高いユーザーへ広くPRを図る。 静岡工場は23年に太陽光発電パネルを設置し、自家発電・自家消費による100%再生可能エネルギーを使った操業体制を確立。鋼材加工業におけるCO2排出量実質ゼロ(ゼロ・エミッション)を国内でいち早く実現したコイルセンターだ。24年4月からは静岡工場で自家発電した余剰電力を売電して環境価値に変えた財源により、群馬工場で使用する電力についても再生可能エネルギー由来のグリーン電力へ移行。実質ゼロ・エミッションによる操業体制は、静岡工場・群馬工場の2拠点へ拡大した。 静岡工場・群馬工場から出荷する新ラベルには青字で「ZERO EMISSION(ゼロ・エミッション)」の透かしを印字。1月から加工する製品より順次変更する。 川上社長は「『ゼロ・エミッション』のコイルセンターとして、非価格で競争ができる。品質、サービス面だけでなく、〝環境〟でも選ばれるコイルセンターを目指していきたい」としている。