日本仕様は2Lガソリンターボの2グレード

　ビー・エム・ダブリュー（BMWジャパン）は2024年10月10日、ミニ（MINI）ブランドの最新モデルとして「ミニクーパー コンバーチブル」を発表しました。前日にドイツで発表されたばかりですが、早くも日本仕様の登場です。 【画像】新型「ミニ・コンバーチブル」はどう変わった!? 写真で見る（40枚以上）

新型「ミニ・クーパー コンバーチブル」

　ミニ・カントリーマン（クロスオーバー）、ミニ・クーパー3ドア（3ドアハッチバック）、ミニ・エースマン（EV専用5ドア）ミニ・クーパー5ドア（5ドアハッチバック）に続く、新世代ミニの第5弾としてオープンモデルのコンバーチブルが日本でも発表されました。 　新世代ミニのシリーズは、このコンバーチブルが締めくくると本国ではアナウンスされています。「オールウエイズ オープン（いつもオープン）」という、ミニのコンバーチブルの伝統的な主張は、この新型でもミニというブランドの解放性を表しています。 　新型ミニ・コンバーチブルは、「レス イズ モア（LESS IS MORE）～より少なく、より豊かに」のデザインアプローチを体現し、削減を何度も繰り返したなめらかなライン、クリーンなサーフェス、バランスの取れたプロポーションを実現してます。 　ボディサイズは、全長3880mm×全幅1745mm×全高1435mm。ホイールベースは2495mm。サイズ的には3ドアハッチバックのクーパーとほぼ同じですが、ホイールベースは30mm縮められています。 　電動ソフトトップは、クルマの速度が約30km／hまでなら走行中でも開閉できます。また、従来型と同様にルーフを40cmだけ開くサンルーフモード機能も装備しているので、気軽に開放感を得ることもできます 　この電動ソフトトップには、MINIを象徴するユニオンジャックのデザインを生地に織り込んだものをオプションで選択できるので、より高級に、より個性的にカスタマイズできます。 　ラゲッジスペース内の2本のレバーを操作して、ラゲッジスペースの開口部を広げることができ、荷物をスムーズに積み込め、通常の位置では積込み開口部に通らない荷物でも収納することができます。 　また、オープン時に車内の空気の流れを整えて車内の温度を下げ、風を遮って快適性をさらに向上させることができ、しかも簡単に折りたためトランクに収納が可能となるウインドディフレクターも標準装備しています。 　エクステリアデザインはミニ・クーパー3ドアがベースとなっています。オープンでもクローズドでも、ミニらしいスタイリングです。 　万が一の車両横転時に展開する事で後席乗員を保護するロールオーバー プロテクションシステムは、ボディデザインに溶け込ませていることにより、モダンでスタイリッシュな印象を与えています。 　インテリアは他の新世代ミニと同様に、フルデジタル化されています。ステアリングホイールの背後に配置されていたメーターパネルは廃止され、運転に必要なすべての情報は、前方のヘッドアップディスプレイか円形有機ELセンターディスプレイに映し出されます。 　内外装には、持続可能性を考慮した素材を多く採用しています。クロームパーツやレザーを排除し、代わりにリサイクルポリエステルやリサイクルアルミニウムを利用した新素材を採用するなど、将来を見据えた新世代モデルであることを印象付けています。 　日本仕様のミニ・クーパー コンバーチブルは、「C」と「S」の2グレードとなります。 　Cグレードは、最高出力120kW（163馬力）と最大トルク250Nmを発生する2Lの直4ガソリン ターボエンジンに7速DCTを組み合わせています。 　Sグレードも2Lの直4ガソリン ターボエンジンですが、最高出力は150kW（204馬力）、最大トルクは300Nmにアップされています。こちらもトランスミッションは7速DCTとなります。 　最先端の先進安全機能ドライビングアシストをはじめ、パーキングアシスト機能、リバースアシスト機能、音声入力のインテリジェント パーソナルアシスタントなど、安全＆快適装備は他のミニと同様、充実しています。

新型「ミニ・クーパー コンバーチブル」

　メーカー希望小売価格（消費税込）は、コンバーチブル Cが464万円、コンバーチブル Sが514万円となっています。ハンドル位置は、いずれも右のみです。 　なお、新型ミニ コンバーチブルのデリバリーは、2025年第1四半期以降を予定しています。