小池都知事が定例会見11月24日(全文2完)築地の有効活用が都民にプラス
Tokyo Tokyoのフェスティバルでは豊島区などの取り組みとの連携は考えているのか
新宿新聞:新宿新聞の喜田と申します。Tokyo Tokyo FESTIVALについてお伺いします。東京の23区の中でもとりわけ豊島区は国際アート・カルチャー都市ということを標榜されて、オリンピックに向けていろいろな芸術のプログラムをいろいろ準備されているということを聞いております。今回のTokyo Tokyoのフェスティバルを小池都知事がお考えになっているわけですが、こういう区で行われているような取り組みとの連携というものをお考えなのかどうかお聞かせください。 小池:ご指摘のとおり、豊島区は高野区長の下、アート・アンド・カルチャーということを柱にして、大変芸術性の高いまちへと今、生まれ変わりつつあります。そしてまた都の芸術劇場も池袋に存在をするということで、これからもそれぞれの区、そしてまた東京都が連携することによって、この文化フェスティバルという意味を高め、そしてまた都民の皆さんへ浸透させていきたいと、こう思っております。 ちなみにロンドン大会、2012年のロンドン大会ですが、さまざまな点からやはり大変参考になる大会であります。ロンドン大会の成功の秘訣はまずパラリンピックに重点を置いて、そしてまたまちづくり、再開発とうまく組み合わせた点。テレワークを始めて、しっかり今も定着しているという点。それから、12年の大会が終わったあともロンドンへの観光客、いろいろと問題というかも、そのあと事件なども生じてはいますけれども、それでも観光客は増えてきたという点。 そして最後に挙げておきたいのが、文化フェスティバルを非常に成功されたという点。そこでプロデューサーの女性の方からもいろいろとご苦労話や成功の裏話などを伺いました。象徴的なところではピカデリーサーカスという大変有名な、サーカスというのは、こう回る広場の意味ですけども、そこで本当のサーカスをやっちゃったっていうのがいまだに記憶しておられる方もいますけれども、世界中のサーカスを呼んできて、ピカデリーサーカスでサーカスをやるという、ちょっとしゃれの効いたようなことをされる。 それからパラリンピックの選手の方々が水中で写真を撮って、それを広めるとか、いろんな切り口でロンドンの、そしてまたイギリスの持つ多様性などをPRされ、そして文化やわくわく感というのを世界中に知らしめたという点でも学ぶところは多いと思っています。いずれにしましても東京の各自治体、大変熱心にこの東京オリンピック・パラリンピックに向けてのイベントなども考えておられますので、当然のことながら東京都として連携して2020年大会を成功に導いていきたいと、このように考えております。