クルーニー&ピット共演「ウルフズ」続編に暗雲? 監督が悲観的コメント
ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットが共演したApple TV+の話題作「ウルフズ」の続編について、同作のメガホンをとったジョン・ワッツ監督が悲観的なコメントを発した。 同作は、死体の後始末に関わる仕事がうまくいかず、コンビを組むことになった2人のフィクサーを描いた犯罪スリラー。Appleは今年8月、米国で限定公開した1週間後からApple TV+で配信を開始し、その際続編の製作決定も発表していた。その時点では、ワッツ監督が続編の脚本を務める予定だったが、監督として続投するか否か、またクルーニーとピットが出演するかどうかは不透明だった。 ディズニープラスの新作ドラマシリーズ「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」の取材で、ワッツ監督は米Collierに対して、「次に何を監督するのかわからないし、『ウルフズ』の続編はないと思う」とコメント。それが、続編にワッツ監督が関与しないということなのか、続編自体が製作されないのかは不明だ。 米IndieWireがAppleの担当者に問い合わせたところ、回答はなかったという。 Appleが同作の劇場公開を見送ったのは、「ARGYLLEアーガイル」や「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」など、他の配給会社と提携した公開作が興行的に振るわなかったからだと言われている。配信開始後には、この映画がApple TV+史上最も視聴された映画になったと発表し、米国を含む多くの国で視聴者数が増加し、同サービスの視聴者数は前週比で30%近く増加したと主張した。