「大シルクロード展」岡山で開幕 大交易路の名品200点展観
東洋と西洋を結ぶ大交易路から生まれた名品を集めた「世界遺産 大シルクロード展」(岡山県立美術館、中国文物交流中心、RSK山陽放送、山陽新聞社主催)が16日、岡山市北区天神町の県立美術館で開幕した。初日から大勢の歴史ファンらが訪れ、異国情緒あふれる金銀の宝飾品や仏像、絵画に熱視線を送っていた。 【動画】名品に見入るファンら シルクロードが2014年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に認定後、中国国外では初の大規模展で、日本の国宝に相当する中国の「一級文物」44点を含む約200点を展観。入場者は、穏やかな表情を浮かべた「菩薩坐像」(7~8世紀)や、西方由来の形状と唐代の文様の融合がうかがえる「六花形脚付杯」(8世紀)など、多彩な美の共演に目を凝らしていた。 11月10日まで。9月30日、10月7、15、21、28日、11月5日休館。