テスラが「AIタクシー」を発表も株価は暴落!その理由を調査したら判明…テスラが隠した「本当の野望」と「恐怖の未来」
「テスラ」に無人ロボタクシー登場…ところが!
アメリカ時間の2024年10月10日、テスラがロボタクシーを発表しました。 市場の期待が非常に高かった一方で、発表自体は「開示情報について具体的な内容に乏しい」ということから、翌営業日のテスラの株価は▲8.8%の大幅下落となりました。 【写真】全米が驚愕...世界の歌姫「テイラー・スウィフト」の過激すぎる衣装 どこの国で、どのようなチャネルで何台販売するのか?とか、それ以前に発表されていたように、テスラ自体がロボタクシーの運営会社になる場合の経営へのインパクトはどうなのか?といった具体的な内容がなかったことは確かです。 テスラの参入を脅威と捉えていた配車サービスのウーバーの株価が、翌営業日にテスラの逆の10.8%の上昇になったのは、テスラの脅威はそれほど具体的ではないという投資家の安心感を表しているでしょう。 さて、具体性に乏しい一方で、当日発表された小型のロボタクシーのコンセプトモデルであるサイバーキャブは、実は私自身を震撼させました。というのも、もしこれが実現すれば、モビリティの世界が大きく変容することは自明だからです。そのことをこの記事で解説してみたいと思います。
細部に宿るテスラの深謀
イベントではこのサイバーキャブにイーロン・マスクCEO自身が乗り込んで、ハリウッドの映画スタジオに設置された発表会場に登場しました。4人乗りながら見た目はかなり小さく、とてもではないですが大柄のアメリカ人4人が楽に乗れるサイズではないでしょう。少なくとも現在販売されているテスラのモデル3よりはずっと小さい外観です。 一方で驚くべきことのひとつがその価格です。 テスラはこの車を2026年から3万ドル(約450万円)以下での販売を目指すと言うのです。一番安価なモデル3が現在約3万9000ドルですから、価格を約4分の3近くまで下げる目標になります。 価格をそれだけ安くするためのポイントが3つありそうです。ひとつは運転席にハンドルがないのです。サーバーキャブはレベル4の自動運転を実現する計画ですから、定義により人間が運転する必要がありません。 今現在、アメリカと中国の一部の都市ですでにレベル4の自動運転のロボタクシーが商業営業を始めていますが、営業中のロボタクシーにはもしもの場合を考えてハンドルやブレーキが実装されています。これがなくなる分、製造コストは確かに下がります。 ふたつめの要素としては本体が小さいことです。プラットフォームやボディが小さい分、当然ですが原材料費は少なくすみます。さらに見た目からはドアノブがなかったりサイドミラーがなかったりと部品点数が、人間が運転する車よりも大幅に少ない様子も見て取れます。 そして3つめに、この大きさと価格から推察できるのですが、おそらく搭載される電池がモデル3よりも少ないはずです。EVの原価の大半を占めるのが電池の価格ですから、電池の量を減らせば当然ながら車両価格は下がります。 現在、モデル3は搭載バッテリーが75hWhでカタログスペックで560kmを走行可能です。仮にモデル3との価格比同様に搭載バッテリーの量も4分の3に減らせば、走行可能距離は420kmほどに減りますが、その分、確実に本体価格を下げることができるでしょう。
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