中3MF吉田湊海がV弾!鹿島ユースがU-17日本高校選抜に1‐0で勝利
第6回 J-VILLAGE CUP U18が3月15日に福島県のJヴィレッジで開幕した。 【フォトギャラリー】U-17日本高校選抜 vs 鹿島アントラーズユース 今大会には北は旭川実業(北海道)から南は神村学園(鹿児島)までの強豪20チームが出場した。1日目の15日、第1試合が行われ、U-17日本高校選抜と鹿島アントラーズユース(茨城)が対戦した。 左右両サイドを起点にした攻撃を見せるU-17日本高校選抜に対して、鹿島ユースは攻撃を受けてからのロングボール、サイドチェンジを多用する速攻を仕掛けた。 最初のチャンスは23分。相手のミスを突いたU-17日本高校選抜MF13清水彪雅(旭川実)が奪って、ショートカウンター。しかしこれは対人に強い鹿島ユース守備陣に奪い返され、チャンスとはならなかった。 0‐0で折り返した後半。やや鹿島ユースが優勢に試合を進める。4、14分とFW30島田ビクトルゆうぞがチャンスを作ると、15分、コーナーキックではDF29土橋竜之介がヘッドと惜しいシーン。 一方、24分にはU-17日本高校選抜MF10木村有磨(履正社)がカウンターから抜け出すが惜しくもシュートは枠外となった。 無得点が続くなか、迎えた30分、鹿島ユース、コーナーキックのシーンから最後はモンテギュー国際大会に臨むU-16日本代表メンバーにも選出された逸材の中学3年生のMF40吉田湊海(FC多摩ジュニアユース→鹿島ユース)が右足で振りぬき、見事に先制。この日も吉田は、中盤での攻守の切り替え、1対1の強さと広い視野から繰り出される配球でチームを攻守で支え続け、本領を発揮。そのご褒美が、この得点につながったといえる。 追いつきたいU-17日本高校選抜は35分、CKからMF21新垣陽盛(神村学園)のヘッドはあとわずか。40分、FW9大石修斗(鹿児島城西)がゴールに迫ったが一歩及ばず。試合は鹿島ユースが1‐0でU-17日本高校選抜に競り勝ち、白星スタートとなった。 (文・写真=佐藤亮太)