私を大切にしてくれていた夫が、結婚後に豹変! 再就職したいと言ったとたん、【ハイスペック夫】は本性をあらわした
結婚相手に何を求めるか?かつては女性は男性に経済力を、男性は女性に家事育児を求めるといわれていましたが、共働き世帯がマイノリティーとなった現在では男女逆になっているともいわれます。ハイスペックな男性と結婚した妻は、なぜ幸せになれなかったのか。ハイスペックな夫は、なぜ結婚後に豹変したのか。実際にあった離婚の実例を通して考えてみます。 【データ】共働き世帯と専業主婦世帯、割合は? 女性が働きづらさを感じている原因は? 【仕事と結婚 ♯2 】
イケメン・ハイスぺ夫をゲット!
神奈川県在住の朋美さん(仮名・46歳/会社員)は、エリート銀行員で3歳年上の夫と26歳で結婚。夫が大阪に赴任中、取引先企業の受付をしていた朋美さんに一目ぼれしたことが出会いのきっかけでした。 結婚前は豪華なディナーやプレゼントで朋美さんを喜ばせてきたという夫。「一生大切にするから、安心して僕についてきてほしい」とプロポーズされたのは、最初に食事をした夜景が美しいレストランでした。もちろん朋美さんは大きくうなずいて承諾。 実は朋美さん、夫以外にもデートをする相手は何人かいたといいますが、本命は夫と決めていました。夫はハイスペックなだけでなく、妻夫木聡似の爽やかなイケメン。仕事柄転勤の多い彼は、朋美さんとの結婚と同時に東京への栄転が決まっていました。 一流ホテルでの結婚式にヨーロッパ7日間の新婚旅行。夢のように時間は過ぎました。帰国したら都内の新築マンションでの新生活が待っています。「自分は人生の勝ち組」だと万歳したい気持ちだったという朋美さん。 しかし、東京での結婚生活は、朋美さんにとって「予想とはかなり違うものだった」といいます。
東京での就職活動に奮闘
独身時代に朋美さんが勤めていた職場は、結婚後も仕事を続けることは可能でした。しかし、関東に営業拠点がなかったこともあり、朋美さんは結婚を機に仕事を辞めました。 もともと朋美さんは、大学で専攻していた研究職を希望していたのですが、おりしも就職氷河期で、希望していた企業・職種に採用されませんでした。やっと内定をもらった企業では受付に配属され、不本意ながら勤務していた経緯があったのです。 結婚して東京で再就職するなら、希望通りの職種で頑張りたい!そのために密かに研究に役立ちそうな勉強も続けて来ました。