「クビにしてやる」「赤飯の駅弁にゴマ塩が入ってなかった」 “旅行カスハラ”の実態
旅行先の宿泊施設で起きる“カスハラ”もあります。 愛媛県松山市のホテル。名湯・道後温泉と地元の食材にこだわった会席料理がウリですが、この「夕食」の提供を巡りトラブルになったといいます。 道後プリンスホテル 織田祐吾本部長 「どうしても夕食のお時間が決まった設定になってございます。遅くに到着されると夕食の提供ができないんです」 自身の都合で夕食の提供時間が終わった夜10時過ぎに到着した客。 従業員 「夕食の提供はできかねます」 客 「そんなホテルは聞いたことがない。前に泊まったホテルはそんなことなかった。旅行が台無しだ」 客はやりとりに費やした約1時間を“返してほしい”と要求。ホテル側は、夕食代を返金という形で対応したということです。 道後プリンスホテル 織田祐吾本部長 「お連れ様もいらっしゃったんですが、2人とも非常にお怒りになられてました。表現は悪いですが、(従業員は)サンドバッグのような状態」 客の声掛け1つで左右されるという従業員のモチベーション。悪質な“カスハラ”に対する毅然(きぜん)とした姿勢が求められています。