早田ひな パリ以来の102日ぶり公式戦で初戦敗退も「120点」
卓球WTTファイナル第1日、卓球の世界ランキング上位選手で争う大会が北九州市立総合体育館で開幕し、パリ五輪以来の公式戦となった早田ひな(日本生命)は女子シングルス1回戦でベルナデッテ・ソクス(ルーマニア)と対戦し、1―3で敗れた。張本美和(木下グループ)と男子シングルスの張本智和(智和企画)は勝利を収め、そろって準々決勝に進んだ。 地元の福岡で早田が表舞台に帰ってきた。今年8月10日のパリ五輪女子団体決勝・中国戦以来、102日ぶりとなる公式戦。痛めていた左手首付近にテーピングを施して戦い、第3ゲームは11―6で取った。全体を通して粘りを発揮できずに初戦敗退となったが「練習してきたことは全部出せた。(今日は)120点かな」と笑顔を浮かべた。 シングルスで銅メダル、団体で銀メダルを手にしたパリ五輪後には、10年間をともに歩んできた石田大輔コーチとのタッグを解消した。その理由について「必然的に頼っていた部分があった。(五輪で)金を獲るため…というのも含めて、自分自身で全てのことを乗り越えられるようになりたい」と明かした。今後の試合は未定ながら、4年後のロスへと突き進む。