森永卓郎&康平氏 石破首相の企業献金禁止否定に噛みつく 康平氏はマイナカード例に「政治家が率先して」
がんで闘病中の経済アナリストの森永卓郎氏(67)が3日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)にリモート出演。石破茂首相(67)が2日の衆院代表質問で、自民党派閥裏金事件を受けた政治改革を巡り、立憲民主党などが求める企業・団体献金禁止を否定したことについて言及した。 【写真あり】今年春、念願の花見に出かけた森永卓郎氏 森永氏は「自民党の言い分というのは、企業献金=悪、個人献金は問題ないっていうのはおかしいと。誰でも一緒じゃないか、というのが自民党の主張なわけです。だけど、私はそういう部分もあるので、全部やめちゃえばいいと思う。献金一切禁止。そうすれば非常にきれいになるわけです」と主張した。 金銭の流れを透明化するべきとの意見もあることには「透明化したところで、例えば凄くお金を持っている大きな企業が政治を動かすのはおかしいよねっていうもう一つの問題もある」と指摘した。 さらに「だから政治家がもっと貧乏な暮らしをすればいいんですよ。電車で移動してスーツを着ないでジャージーで国会に行けばいいわけですよ。革靴やめてスニーカーで行こうぜ」と持論を展開した。 同じく番組に出演した森永氏の長男で経済アナリストの康平氏は「どこから、誰が、いくらもらっているのかを全部公開して、透明化すればいいだけだと思うんですよ」と主張。「仮に大企業から献金されましたってなったときに、その企業に対して明らかに忖度した政策を通そうとしていたら出入りが分かっていれば国民が監視できるわけじゃないですか。そういうのが明らかになればこいつらダメだとより分かる。クリアにすればいい。分かりづらくするからよくわからない話になる」と語気を強めて話した。 康平氏はマイナンバーカードの例を持ち出し「資産を管理しようとしているわけだから、政治家が率先してそういうのをやるべきだと思っていて、どこからいつ、いくらもらって、それが何に使われているかを常に国民が見えるようにしておけばどこからもらっても僕はいいと思います」と主張した。