大接戦の予想から一転、トランプ氏の圧勝なぜ “若者離れ”に物価高への不満 注目集まる今後の人事【サンデーモーニング】
同志社大学大学院 三牧聖子 准教授 「マイノリティ、女性の社会進出に危機感を抱くような男性、(トランプ氏が)そうした危機感を煽ることによって、やはり社会の中心は男性なんだというトランプ陣営のメッセージが若者にも届いていて、今回の選挙では非常にジェンダーの分断が顕著になった」 さらに有権者からは、暮らしを直撃する物価高に強い不満の声も上がっていたのです。 トランプ氏に投票した男性 「アメリカ国民は犯罪や物価高にうんざりしている。経済政策はトランプ氏が勝利した最大の争点」 トランプ氏に投票した女性 「物価が上がっているでしょ。夫はここ50年で、ここまで物価が悪い年はなかったと言っている」 ■「強力な権限を与えてくれた」トランプ新政権 主要閣僚の人事は? そうした中、選挙戦を制したトランプ氏は… トランプ前大統領 「アメリカは、我々に前例のない強力な権限を与えてくれた」 まさに強力な権力を手に入れたトランプ氏。注目はそれを動かす人事です。 トランプ前大統領 「新しいスターの誕生だ、イーロン!」 トランプ氏はすでに、選挙を支援したイーロン・マスク氏を行政改革の要職に起用することを示唆しています。 マスク氏は電気自動車大手「テスラ」のCEOで、自動運転に関する規制緩和など、自らの事業に有利になるよう政策を立案する可能性があります。 トランプ氏は、選挙対策本部長を務めた側近、スーザン・ワイルズ氏を政権の要「大統領首席補佐官」に起用することを発表。CNNによると、ワイルズ氏は引き受けるにあたり、トランプ氏に「大統領執務室で、面会する人物を(自分に)管理させること」を条件としたといいます。 今は自らの邸宅「マール・ア・ラーゴ」にこもり、人事の構想などを練っているとされるトランプ氏。次の一手が注目されます。 (「サンデーモーニング」2024年11月10日放送より)
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