イタリア海軍の潜水士も採用【パネライ新作速報】“300m防水”伝説的“左きき用”モデルをオマージュした限定モデル
ムーヴメントの開発から製品製造まで一貫して行うマニュファクチュールブランド“パネライ”は、時計のデザインに大きな進化をもたらしたレフトハンド(左利き)モデルの新作“ルミノール デストロ オットジョルニ”を発表。2024年11月にパネライ ブティックでの販売を開始する。 【画像】2層構造の文字盤、堅牢なムーヴメントを拡大してもっと見る 軍事史のなかで、左手首には重要な水中計器、右手首にはパネライの時計を装備していたという記録が残るイタリア海軍の潜水士。イタリア海軍と深い関係性があるパネライが、そんな潜水士の伝統に現代的な敬意を込めて生み出した新作が“ルミノール デストロ オット ジョルニ”だ。
1960年代に初めて登場したといわれるレフトハンドモデルは、重要な器具を身に着ける左手首を解放ため右手首に着用するようデザインされ、潜水士のミッションを支援したとされる。左手で時計を操作するための革新的デザインは、本作の特徴のひとつである。 ブラックの文字盤は2枚のプレートを重ね合わせて作られたサンドイッチ構造で、針とインデックスにベージュカラーのスーパールミノバを塗布して視認性も向上。9時位置にレイアウトされたパネライの象徴的なリューズプロテクターは、左利きの人や右手首に着用する必要性のあるユーザーに、使いやすさを提供するとともにビジュアル面での注目ポイントにもなっている。 44mm径のケースに収められた手巻きムーヴメント“Cal.P.5000”は、9時位置にリューズプロテクターを配するため上下逆向きにセットされ、可変慣性バランスホイールや巻き上げる際に同時に回転する二つの並列バレルを搭載。衝撃を軽減し、脱進機が動作し続けることを可能とするブリッジの剛性により、クロノメトリック性能も向上させている。
また、およそ8日間におよぶパワーリザーブや300mまでの防水性能、ムーヴメントを鑑賞できる12角形のねじ込み式のシースルーバックなど、実用性とエレガンスを融合させたモデルに仕上げられている。価格は122万1000円で、2024年11月に発売する。 なお、本作はパネライ ブティック限定での取り扱いモデルとなっているが、2024年12月はパネライ名古屋ブティックが1日にリニューアルオープン、12月4日には新たにパネライ大丸心斎橋ブティックもオープンする予定。 パネライ名古屋ブティックでは、オープンから12月30日までの約1カ月間にわたり、人気漫画家・南勝久先生の特別作品展示、イタリアンチョコレートテイスティング、ストラップホットスタンピングサービスが実施されるので、新作の購入機会として考慮してはいかがだろう。
文◎Watch LIFE NEWS編集部