【ゆらぎ肌ってどういうことですか?Q&A】30代・40代の秋の肌不調を、友利新先生が解説!
時短もしたい、毛穴も気になる…大人の悩みはいろいろだから この秋は、この秋は“わがままゆらぎ肌”コスメが味方です。 友利 新先生が解説!
1年の中でも気持ちのいい季節、秋。それなのに肌はゆらいで絶不調。一刻も早くいちばんいいときの肌を取り戻したいけれど、ゆらぎ肌はわがまま。そのわがままにちゃんとこたえてあげれば、毎日高め安定の肌をキープできます。皮膚科医・内科医 友利 新先生が解説!
私が解説します!
●友利 新先生 皮膚科医・内科医 皮膚医学はもちろんのことスキンケアにも精通。女性のライフスタイルに寄り添い、一般コスメによるスキンケアを重視。肌悩み解決アドバイスで圧倒的な支持を集める。
友利先生、教えて! 今さらですが、ゆらぎ肌ってどういうことですか?
「肌にとって過酷な環境やストレス、疲れなどから、肌が本来持っている「バリア機能」が不安定になった状態を指します。バリア機能が乱れると肌表面の角層に隙間ができ、肌のうるおいが逃げて乾燥。肌の中に入ってほしくない微粒子が外から入り込み、炎症が起こってシミ、シワ、たるみの原因に。ターンオーバーが乱れて、角層が厚くなってゴワついたり、薄くなってピリついたりします。」──友利 新先生
Q.1:ゆらぎ肌って遺伝なの? A.1:ゆらぎは肌の「ブレ」。遺伝とは関係ありません アトピー性皮膚炎などの疾患は遺伝と関連していますが、ゆらぎ肌は生きていれば誰にでも起こること。昨日は調子がよかったのに、今日は悪め。その「ブレ」こそがゆらぎ肌。高め安定で美肌を保っている人は、タイムリーなゆらぎ肌ケアができている人です。 Q.2:私もゆらぎ肌なの? A.2:環境が過酷な今、誰でもなる可能性大 地球温暖化の影響や生活スタイルの変化から、肌は過酷な環境に置かれるようになり、肌が常にキレイで健康でいるのが難しい状況に。下のような肌変化があれば、ゆらいでいる証拠。これが当たり前になってしまって見逃している可能性があるので気をつけて。 【ゆらぎ肌Check!】 ・赤みがある ・化粧水がしみる ・保湿しているのに乾燥する ・冷たい風でピリつく
Q.3:ゆらぎ肌って放っておくとどうなるの? A.3:シミ、シワ、たるみ……エイジングの引き金に 外からの刺激やストレスに弱くなり、肌内部で炎症が勃発。この炎症こそがシミ、シワ、たるみのスイッチを入れる元凶。炎症を放っておくとボヤが火事になり、最初は小ジワだったのが定着ジワに。ゆらぎケアは、実はエイジングを防ぐ先手必勝法なんです。 Q.4:秋ゆらぎの原因って何? A.4:気候の変化。記録的猛暑だった今年は要注意! 秋は夏から秋にかけての気候の過渡期で、記録的猛暑だった今年は夏以降、気温・湿度が急激に低下。これまで生きてきた中でいちばん肌に負荷がかかっていると言っても過言ではありません。これまで肌ヨワを自覚していなかった人でもゆらぎ症状がスタートしてしまいます。 【夏の紫外線】 うっかり浴びてしまった紫外線は肌表面から奥まで届き、SOSのシグナルを出して肌を緊急態勢に。そんな時期が長く続いた肌は疲弊。肌再生のサイクルが乱れる。 【猛暑ダメージ】 夏の猛暑で自律神経が乱れ、肌のターンオーバーがダウン。水分や細胞間脂質といったバリア機能の担い手をうまくつくり出すことができなくなる。 【湿度の低下】 夏のジメジメが終わった解放感で、湿度の低下に無防備になりがち。今の湿度を心地よく感じていても、夏からの湿度差に肌の回復力がついていけない。 【昼夜の気温差】 10月から11月にかけては、天気がいいと気温が高く汗、皮脂が気になるほど。ところが夜は思いのほか寒くなり、空気が乾燥するのがこの時期。夜も日中と同じケアをしてしまい、ゆらぎを招くことに。 【秋花粉】 全員が影響を受けるわけではないが、バリア機能がゆらいだ肌ではいつ起こってもおかしくない花粉アレルギー。ブタクサ、ヨモギ、カモガヤなどがアレルゲン。