【からつボート(モーニング)一般】篠原飛翔 己に勝って復調の兆し
<29日・からつボート・前検日> また一からはい上がる。篠原飛翔は昨年まで2年連続でフレッシュルーキーに選ばれた福岡のホープ。前節浜名湖で今年2度目の優出(5着)を果たし、リズムを上げて当地入りした。前検は「悪くはないけど、体感と合っていない」とやや不安を残した。 デビュー5年目を迎えた昨年は、B1から飛び級でA1の称号を手にするなど躍進を遂げた。だが今年の足取りは昨年に比べるとやや見劣りし、上昇カーブを描くことはできていない。「一番はメンタルの部分ですね。調整面や技術的なところでうまくいかず、ガクッときました」と苦しい胸の内がチラリとのぞく。それでも「最近は悪い時に比べたら、少しずつ上がってきていますし、先を見据えて走ることができています」。A級返り咲きを目指してやるべきことに集中する。 3カ月前の当地戦では、舟券に一度しか絡むことができなかった。「あの時は一番しんどかった時ですね(笑)。でもからつの水面は嫌いじゃないので頑張ります」とリベンジに燃える。気持ちの入った走りを披露し、V字回復のきっかけとなるシリーズにしてみせる。