スマホを枕元に置いて寝てはいけない…睡眠の専門家が推奨する「スマホ離し」の3ステップ
■「もう眠れない…」を引き起こす2大ミス 途中で目が覚めたときいちばんよくないのが、スマホをいじること。スマホのブルーライトを浴びると、せっかく副交感神経が優位に立って「お休みモード」に入っていたのが、一気に交感神経が優位になってしまいます。だからスマホは絶対に見ないことが大事です。 次に気をつけてほしいのが、トイレに立つときに煌々と電気をつけてしまうことです。明るさで覚醒してしまいます。 対策としては天井の照明をつけずに済むよう、足元灯を入手して、夜寝る前につけるようにするといいでしょう。ほのかな灯りのつく手で持って歩けるランタンのようなものもおすすめです。 要はトイレまで何かにつっかかったりぶつかったりすることなく、無事に行き着ければいいわけですよね。ですからパーッと室内や廊下を全部明るくしてしまうのではなく、最小限危険物を避けられる程度の照明器具を用意するといいでしょう。 このことを知り合いに話したことがあります。早速試してみたら、それまで一度トイレに立つとなかなか寝付けなかったのが、5秒で眠れるようになったそうです。 ---------- 角谷 リョウ(すみや・りょう) スリープコーチ 上級睡眠健康指導士、日本睡眠学会会員、日本認知療法・認知行動療法学会会員、日本サ ウナ学会員。ライフリー株式会社を立ち上げ、NTTドコモ、サイバーエージェントなどの法人を中心に、14万人の睡眠改善をサポートしてきた実績をもつ。短期間かつ高確率(受講者の90%以上)で効果を感じられる実践法を得意とする。最近の趣味は瞑想。瞑想でアルコール依存症を克服し、月2回・適量飲酒にまで改善した。 ----------
スリープコーチ 角谷 リョウ