3万人以上が大興空港で144時間ビザ免除を利用
【東方新報】今年に入り、京津冀(北京・天津<Tianjin>・河北<Hebei>)144時間トランジットビザ免除政策の恩恵がさらに広がっている。11月24日までに、北京大興国際空港(大興空港、Beijing Daxing International Airport)の出入国管理所が発行した144時間の一時入国許可件数は、前年同期の5倍に達し、3万人以上の外国人旅行者がこの便利な免除制度を利用した。 中国の144時間トランジットビザ免除政策は対象範囲が拡大しており、54か国の国民が有効なパスポートと、指定された時間内の第三国行きの航空券を所持していれば、北京、天津、河北を経由して144時間まで滞在が可能だ。この制度により、観光や短期のビジネス活動を行うことができる。 条件を満たす外国人旅行者は、事前にビザを取得することなく観光やビジネス訪問の計画を立てることができる。この制度は旅行者に便利な入国手段を提供するだけでなく、よりリアルで活き活きとした中国の姿を世界に発信するのにも役立っている。 大興空港の出入国管理所は、144時間トランジットビザ免除を利用する外国人旅行者が手続きを迅速かつ効率的に行えるようにするため、入国審査エリア内に専用の申請区域を設置している。申請区域には、呼び出し機、記入台、待合席が用意されており、さらに外国語に堪能な警察官を配置している。これにより、外国人旅行者とのコミュニケーション上の問題を解決し、効率的で円滑な通関環境を提供している。この取り組みによって、国際的な人の往来が一層促進されている。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。