篠原、米倉、国仲、広末…芸能界4大「涼子」の過去現在未来。持ち前の「清涼感」はいつまで保つのか?
芸能界の七不思議
涼子、という名前の女優といえば、あなたは誰を思い浮かべるだろうか。 広末に米倉、篠原、あるいは国仲など、主演級だけでも4人の「涼子」女優がいる。しかも、最年長の篠原が1973年生まれで、最年少の広末は80年生まれ。昭和後期の8年間に集中して誕生し、90年代に芸能界入りして、今なお活躍中だ。「涼子」がそれほどありふれた名前でもないことを思えば、芸能界の七不思議のひとつに入れてもよいのではないか。 【写真】新垣結衣、飯豊まりえ、川口春奈、永野芽郁…「ニコモ系女優」はなぜモテる? そんな4人のうち、直近で話題になったのが米倉涼子。6月14日の「あさイチ」(NHK総合)で脳脊髄液減少症との闘病経験を告白した。 病気の公表は5年前。ひどいときはだるさで歩くのも椅子に座っているのもつらくなり「止まっているエスカレーターを歩いている感覚がずっと続く感じ」だったという。 「元気でパワフルな女性の役が多いので、そういうものに応えられないから。あとはケアしてもらいながら撮影を進めていくことに、本当に申し訳なくて。引退も考えてましたね、この2年は」 とまで振り返っていた。それでも、昨年8月に手術を受け、今年の5月くらいから回復。現在は昨年配信された主演ドラマ「エンジェルフライト」(NHKBS)が放送中だ。 主演ドラマといえば、篠原涼子も「イップス」(フジテレビ系)が放送中。最年長とあって、芸歴も長く、東京パフォーマンスドールの一員としてのデビューが90年なので、かれこれ35年だ。 「ダウンタウンのごっつええ感じ」(フジテレビ系)でのお笑い修行などを経て「恋しさとせつなさと心強さと」が大ヒット。歌手として「小室ブーム」に火をつけたあと、女優として安定したポジションにおさまった。 一方、ブレイクが遅かったのは国仲涼子。98年に「アイドルハイスクール芸能女学館」(フジテレビ系)の出席番号4番で世に出たあと、2001年度前期のNHK朝ドラ「ちゅらさん」のヒロインに抜擢された。 朝ドラ史においても人気の高い作品で、現在もNHK総合の昼のアーカイブ枠で再放送中。また、今年1月にはNHK大河ドラマ「光る君へ」の初回で主人公・紫式部の母親を演じ、存在感を示している。 そんな国仲がデビューした頃、押しも押されもせぬ国民的アイドルだったのが、最年少の広末涼子だ。 15歳だった96年に、NTTドコモのポケベルCMで注目され、翌年には「MajiでKoiする5秒前」で歌手デビュー。98年から99年にかけては、早稲田大学への推薦入試合格で騒がれた。 それから四半世紀たった今も、その魅力は伝説的に語り継がれている。6月11日放送の「踊る! さんま御殿!! 2時間SP」(日本テレビ系)では、制服が可愛い女子校として、広末の通った品川女子学院が挙げられ、近くに住んでいた2歳下の丸山桂里奈が、 「私、電車で広末涼子さんを見たんですよ。かわいすぎて、そのままついていっちゃって」 と、発言。この女子校はその後、偏差値の大幅アップにも成功した。