ソフトバンク宮川氏、「スマホ20万円時代、割引増が1.5万円という単位でいいのか」――総務省の方針に
ソフトバンクの宮川潤一社長は、8日の決算会見の質疑で、総務省において進められているスマホ割引ガイドライン改定案について問われ、スマートフォンの価格が高額になってきた背景を踏まえて「個人的には、1.5万円という単位でいいのかと思う」と疑問を呈した。 総務省では、有識者会合の議論を経て、ミリ波と呼ばれる高い周波数につながるスマートフォンに対して、ミリ波対応のための部材が必要といった理由から割引額の増額を認めるガイドライン案を示している。 その一方で、スマートフォンの価格は、20万円を超えるものも数多く登場している。 宮川氏は、「綺麗事を申し上げないのであれば、1台が今や、20万、30万の時代になってきた。言葉を選ばなくちゃいけないかもしれないが、1.5万円だとかいう単位の議論というのは、ちょっと時代にそぐわないのではないか。モバイルデバイスの価格帯が大きく動いた。そのルールだけでいいのか。会社の意見ではなく、個人的には少しそう思う」とした。
ケータイ Watch,関口 聖