【日本テレビ盃予想】「斤量58キロ」の実績馬に好データ 国内重賞4戦無敗ウシュバテソーロの連覇に死角なし
秋の大舞台へのステップレース
日本テレビ盃(JpnⅡ・ダート1800m)が2024年9月25日(水)に船橋競馬場で実施される。 【スプリンターズS2024 推奨馬】複勝率100%の条件満たす!能力はスプリント界屈指 SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 昨年のドバイワールドカップを含む重賞5勝のウシュバテソーロを筆頭に、海外重賞で上位争いを演じているデルマソトガケ、22、23年の帝王賞連覇などJpnⅠ・3勝のメイショウハリオ、浦和転入後は連対を外していないナニハサテオキなど、JRAと地方から実力馬が集結した。 JBCクラシックのステップレースでもあるこの一戦、過去10年の傾向から勝ち馬を導き出す。 人気別成績では、1番人気が【5-0-2-3】勝率50.0%と信頼度は高い。2番人気は【1-2-3-4】、3番人気は【1-6-1-2】連対率70.0%、複勝率80.0%と2項目でトップ。また、連対馬15頭が3番人気以内だった。 所属別だと、JRAが連対馬18頭(栗東14、美浦4)と断然リード。ほか大井と船橋が各1連対で、2021、22年はサルサディオーネ(大井)、フィールドセンス(船橋)と地方勢が連勝している。 年齢別では4、5歳馬が各5連対とリード。5歳馬は勝率、連対率でもトップだった。6歳馬が4連対で続き、3、7、8歳馬が各2連対となっている。 ほか実績面を見ると、連対馬20頭中17頭がダート重賞の勝ち馬。残る3頭中2頭はダート1800mのJRA・オープン特別1着からの臨戦だった。連対馬20頭の脚質内訳は【逃げ3/先行12/差し5/追込0】と、先行馬の活躍が目立つ。
ウシュバテソーロが王者の貫禄示す
◎ウシュバテソーロ 美浦所属の7歳馬で、昨年の当レース覇者。今年はサウジカップ、ドバイワールドカップとGⅠで続けて2着。世界のトップクラス相手に実力を示している。過去10年で斤量58キロは3勝を挙げており、勝率27.3%をマーク。休み明けだが、国内重賞では4戦4勝と未だに底を見せておらず、JpnⅡのここは落とせない一戦だ。 ◯デルマソトガケ 栗東所属で、連対率29.4%の4歳馬。昨年のサウジダービー以降はUAE、アメリカに遠征し、BCクラシックでは2着に健闘するなど、世界の強敵相手に好勝負を繰り広げてきた。久々の国内戦となるが、全日本2歳優駿勝ちの実績があるように地方適性は証明済み。大崩れは考えにくい。 ▲ウィリアムバローズ 栗東所属で、10年で4連対中の6歳馬。今年の東海ステークスで重賞初制覇をはたしたが、前走のかしわ記念では初の1600mで流れに乗れなかった。今回はキャリア7勝中5勝をマークしている1800m戦。自分のリズムで先行できれば反撃は十分に可能だ。 ほか、メイショウハリオは3連覇を狙った前走の帝王賞で9着。新しく入れ替わった大井の砂に対応できなかった。昨年のかしわ記念勝ちの実績から船橋コースは問題なく、持ち味の末脚が生きる流れなら上位に加わってくる。 5歳馬のナニハサテオキは前走のフリオーソレジェンドC制覇を含め、浦和転入後は11戦オール連対中。自在に立ち回って崩れないのが魅力だ。現在、5年連続で地方馬が馬券に絡んでいる点もプラスで、今の充実ぶりからは軽視できない。 船橋1800mは9戦7連対のギガキング。2年前の日本テレビ盃で0秒8差の5着があり、ダートグレードでも力は互角だ。前走は斤量差が響いたが、56キロなら交流重賞でも上位に浮上できる。 《ライタープロフィール》 菊池 敬太 サンケイスポーツで南関東競馬を中心に予想とコラムを掲載。 近況のレース内容や傾向、データのほか、現場取材などで集めた情報をもとに高配当を狙っている。
菊池敬太