「関鯨丸」下関港帰港、大型ナガスクジラ30頭捕獲したが…解体に肉体的負担・鯨肉流通網が脆弱などの課題
捕鯨業が日本の食料安全保障に貢献できると公言してきた共同船舶の所英樹社長(70)は17日、報道陣に「今年は関鯨丸が完成し、ナガスの捕獲枠をいただき、母船式捕鯨業にとって明るい年になった。圧倒的に品質が良い日本産のナガスを堪能してほしい」と強調。
その上で、大手スーパーなどが鯨肉の取り扱いを控えているなどとして、「流通網を立て直さないと消費拡大はできない。これからが商業捕鯨の生き残りをかけた闘いになる」と述べた。