【ハイライト動画あり】明治大学、春の初戦は13トライで流通経済大学に勝利。ラグビー関東大学春季交流大会
ケガから復帰し、1年ぶりの公式戦だったFB為房、冷静なゲームメイクが光ったSO萩井、CTB白井と1年生3人もしっかりピッチに立ち、紫紺デビューを飾った明治大学が13トライを挙げて89-38で快勝し、春季大会で白星スタートを切った。
昨季に続いて敗れたものの、前半は互角に戦えた時間も長く、6トライを挙げた流通経済大学の池英基監督は、「この2ヶ月は土台となるフィジカル、フィットネスをやってきた。組織ディフェンスはほとんどやっていないし、ボールを動かしてアタックしていく可能性は見えた。いいところもたくさん見えたので、昨シーズン以上にいいチームになると思う」と前を向いた。
キャプテンのLOシンクルも、「ここまで基礎作りをメインにやってきて、フィジカル、フィットネスと自分たちがやってきたことを出そうとして、前半20分まで戦えたが、相手の1つ1つのプレーの質に負けた」と手応えを口にしつつ、課題を挙げた。
快勝した明治大学の神鳥裕之監督は、「システム的なところは4月中旬から始めた。いいところはあったが、全体としてはここからというところ。今季は競争でしっかり勝った選手を起用したい」と話した。
キャプテンNO8木戸は、「自分たちのディシプリンが悪くなったが、前半の途中で修正できたことが良かった。セットプレーはやってきたこと出せたし、課題はあるが攻撃で前に出られてよかった。タックル、ディフェンスの部分は詰めていかないといけない。全部想定内だった。まだ春なので、ここからチャレンジしたい」と先を見据えた。
両チームとも手応えと課題の両方を得た春季交流大会の1試合目となったようだ。敗戦した流通経済大学は5月12日(日)、ホームに早稲田大学(昨季対抗戦3位)を迎える。また、勝利した明治大学は3週間後の5月19日(日)、法政大学(昨季リーグ戦3位)とホームで対戦する。
文/写真:斉藤健仁
斉藤 健仁