【フィギュア】〝あずしん〟はRD2位 22日のFDは「やってきたことを全て出し切って」
フィギュアスケート・アイスダンスの〝あずしん〟こと田中梓沙、西山真瑚組(ともにオリエンタルバイオ)は手応えをつかみつつあるようだ。 田中が今夏に右ろっ骨を痛めた影響で先月のグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯前はほとんど2人で滑ることができなかったが、全日本選手権(大阪・東和薬品ラクタブドーム)を前に復調。まだ万全な状態ではないものの、西山が「2人で一緒に滑って、プログラムの通しを何度も練習して体力を鍛えてきた」と明かすように、できるかぎりの形で滑り込みを重ねてきた。 21日に行われたリズムダンス(RD)では66・03点で2位発進。西山は「最初の10秒は緊張した」と苦笑いを浮かべながらも「NHK杯が終わってから3週間。今季一番準備して臨めた大会。もちろんちょこちょこ演技のミスはあったけど、3週間でやってきたことは割と出し切れた」と安堵の表情を見せた。 田中は「昨季は感謝しながら滑ろうという感じだったけど、今季はシーズンの初めから表彰台の一番高いところを狙っていきたいねと2人で話していた。それに伴う練習は(ケガもあって)あまりできてこれなかったが、まずは無事に今回も迎えることができてよかった」と振り返り、22日のフリーダンス(FD)に向けては「短い準備期間だったが、やってきたことを全て出し切って、自分たちの中で納得がいくような演技ができたら」と気を引き締めた。
東スポWEB