広島、ルヴァン杯2年ぶりベスト8! 塩谷絶妙アシストから加藤弾など2戦合計5-2でFC東京を撃破!
JリーグYBCルヴァンカップ・プレーオフラウンド第2戦のサンフレッチェ広島vsFC東京が9日にエディオンピースウイング広島で開催された。 【動画】塩谷絶妙ボレー→加藤絶妙トラップ弾! 第1戦では2-1で広島が先勝した。その広島は2年ぶりのベスト8入りへ佐々木翔、加藤陸次樹、大橋祐紀らを起用。対するFC東京は森重真人、仲川輝人、ディエゴ・オリヴェイラを先発のピッチに送り出した。 試合は時間の経過とともにホームの広島がFC東京を押し込み始める。16分、新井直人の右CKにGK波多野豪が飛び出すとボールは頭上を通過。大橋祐紀がGK不在のゴールを狙うも、カバーに入った中村帆高に掻き出され、先制点とはならない。 広島は19分にもカウンターから東俊希がミドルシュート、21分には大橋がボックス右からシュートを放つなど、ゴールとはならなかったものの、立て続けにFC東京を脅かす。 しかし、その広島にアクシデントが発生。31分に球際のところでディエゴ・オリヴェイラと交錯した荒木隼人が負傷。越道草太との負傷交代を強いられた。 この事態にも動じない広島はその後も攻勢を継続。すると迎えた53分、流れるパスワークで左サイドから右サイドに展開し、越道がボックス右外からクロスを送る。これをペナルティアーク左外で受けた東が左足ワントラップからシュートを放つと、エンリケ・トレヴィザンのブロックに遭うも跳ね返りを加藤が収めてゴールに蹴り込んだ。 ベスト8入りへ貴重な先制点を奪った広島はさらに2分後、スローインの流れから塩谷司が左サイドの裏へスルーパスを供給。抜け出した加藤がボックス手前にグラウンダーのパスを送ると、走り込んだ大橋がダイレクトで右足を振り抜く。強烈なシュートはGK波多野豪の手を弾いてそのままゴールへ吸い込まれた。 2戦合計スコアを4-1とした広島。68分にはハーフウェイライン付近で相手のクリアボールを拾った塩谷司が胸トラップから右足ボレーで正確なスルーパス。これに反応した加藤も絶妙なトラップで相手最終ラインの背後へ抜け出し、追いかけてきた森重のスライディングも落ち着いてかわしてプライムラウンド進出に大きく近づくゴールを奪った。 4点差をつけられ、ベスト8入りが厳しくなったFC東京。77分には野澤零温のクロスに公式戦初出場の17歳・尾谷ディヴァインチネドゥが頭で押し込み1点を返したが、そのまま3-1で試合終了。2戦合計スコア5-2で勝利した広島が2年ぶりにベスト8進出を果たした。 プレーオフラウンドを勝ち上がった広島を含む5チームは、プライムラウンドで2023-24 AFCチャンピオンズリーグのノックアウトステージに出場した川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、ヴァンフォーレ甲府を加えた計8チームでのホーム&アウェイ方式のトーナメント戦を行う。(決勝は1試合のみ) ■試合結果 広島 3-1(2戦合計:5-2) FC東京 ■得点者 広島:加藤陸次樹(53分)、大橋祐紀(55分)、加藤陸次樹(68分) FC東京:尾谷ディヴァインチネドゥ(77分)