【卑劣】逮捕者続出ホストクラブで使用されていたマニュアル『一撃講習』「彼女であること」「昼職であること」「伝票の裏には親の連絡先を」…“素人女性”の女心を巧みに利用し、落とし・脅し・毟り取る、その卑劣な中身とは?
どこででも見かける、恋人同士。二人は2023年5月、SNSを通じて出会いました。これも、よくある話。ただ一つ違ったのは、彼氏の正体が“悪質ホスト”だったこと…。2024年10月、恐喝罪で起訴されたホストらが使っていたのが、『一撃講習』という手口。その卑劣な中身とは―。 【物議】利用客からクレーム殺到!「納品2日前にドタキャン」「返金もされない」全国展開の老舗仕出し割烹に相次ぐ怒りの声 本部を直撃取材、その回答とは…?【写真で見る】
■ターゲットは“素人女性” 女心を巧みに利用する『一撃講習』の手口とは
2024年9月、現役ホスト・A (当時23)とホストクラブ代表代行・B(当時26)が、大阪府警に逮捕されました。捜査の中で、代表代行・Bのパソコンから、新人向けマニュアル『一撃講習』という名の“とんでもないファイル”が見つかったのです。
『一撃講習』には、ターゲットにする女性について、4つの条件が記されていました。 条件① 彼女であること 条件② 昼職(昼間の仕事)であること 条件③ 20歳以上であること 条件④ ホストの知識がない人
『一撃講習』でターゲットにするのは、常連客・既存客ではなく“一見客”。ホストクラブの内情もシステムも知らず、ホストを恋人だと思い込んでいる“素人女性”です。
被害女性は、Aがホストだとは知っていましたが、店には行ったことがなかったといいます。 しかし、2023年6月―。一緒に行った居酒屋で、Aがこんなことを言いだしました。 (ホストのA) 「ヤバッ!もうこんな時間。遅刻や。このままじゃ、怒られて罰金や…ごめん!お願い!もう遅刻しちゃってんねん。『同伴』で来て、お願い!」 「付き合っている“彼氏”のピンチを救ってあげたい」―そんな女心を巧みに利用して、“罠”を仕掛けたホストクラブに引きずり込んだのです。
■落とし、脅し、毟り取る…女性を追い込む3つの手口
(ホストのA) 「今日は来てくれて、本当にありがとう。ようこそ、僕の店へ」 Aらが勤めていたホストクラブ『Aria(アリア)』。Aは高価なシャンパンを次々と開け、被害女性に飲ませました。
さらに、アルコール度数の高い酒も登場。泥酔状態にすることで、女性から正常な判断力を奪う策略です。 (被害女性) 「もう無理…」
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