「クシャック」って知ってる?インドを見つめるフォルクスワーゲングループ、“皇帝”の名を冠した主力モデルを大幅改良へ
フォルクスワーゲングループは、現在も成長を続けるインド市場でのシェア拡大を図っている。同地では傘下ブランドのシュコダからグループでは初のインド車を発売したが、そのモデルが初の大幅改良を迎える。フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下のシュコダがインド市場で販売するクロスオーバーSUV「クシャック」改良新型プロトタイプを、カメラが初めて捉えた。 【画像ギャラリー】シュコダ クシャック 改良新型プロトタイプ VWグループは2021年6月、インド市場で「インド2.0」戦略の一環としてサンスクリット語で「皇帝」を意味する「クシャック」を発表。クシャックは同グループ初のインド車両となった。同モデルのデビューから3年が経過した現在では「インド2.5」戦略が打ち出されており、新しい事業方針の一環として、同社はインド市場でコンパクトSUVとEVの2つの新型モデルを発売する予定だ。 新型モデルは2025年までに発売される予定だが、現在は既存モデルである「スラビア」と「クシャック」の大幅改良に力を入れている。 オーストリア・アルプスで捉えたプロトタイプは、ボディ前後をカモフラージュ。ディテールは見えないが、より大胆なグリル、新しいLEDデイタイムランニングライトシグネチャー、より力強いバンパーが採用されるという。 側面は現在のモデルと同じままだが、足回りには新デザインの17インチホイールが装着される予定だ。リヤセクションでは、LEDテールライトの形状、グラフィックが刷新される。 内装では、新しいカラーオプションで張り地が改良されるなどいくつかのアップデートが見られる。また、HUD、パノラマサンルーフ、360度カメラ、電子パーキングブレーキ、レベル2 ADASなど競合他社と同等のより多くの機能と安全装備が提供されるほか、6つのエアバッグが標準装備されるという。 パワートレインは最高出力115ps、最大トルク178Nmを発揮する1.0L TSIターボエンジン、ならびに最高出力150ps、最大トルク250Nmを発生する1.5L TSIガソリンエンジンがキャリーオーバーされ、1.0Lエンジンには6速オートマチックトランスミッション、1.5Lエンジンには7速DCTが組み合わされる。 クシャック改良新型のワールドプレミアは2025年初頭と予想され、追加された機能により競合モデルと差別化を図り、売上を伸ばすはずだ。 【画像ギャラリー】シュコダ クシャック 改良新型プロトタイプ
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