ピンヘッド×フジクラシャフト「左を恐れずに振れる。吹けあがりを抑えた安定性のある1本」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】
●ヘッド/ピン G430 LST(9度)
クラウンからソールまでの形状を改良。クラウン部分に軽量のカーボンを採用し、ブレない低スピンを生む"激飛 G430 LST"。440ccの小ぶりで操作性のあるヘッドが、超極薄の反発フェースと理想の低重心設計により、強弾道&低スピンで最大飛距離を生み出す。初搭載の「スピンシステンシー・テクノロジー」で上下のミスヒットでも最適なスピン量と弾道で最大キャリーを実現した。価格(税込)/9万9000円(ヘッド+シャフト込み)
●シャフト/フジクラ ダイヤモンドスピーダー (5S)
「ちゃんとしなるんですけど、捻じれない。そんなシャフトだと思います。シャフトにヘッドがついているのでどうしても捻じれてしまうところを、このシャフトは最小限に抑えてくれます。本来捻じれたほうが閉じてくる力が発生するため飛びやすいのですが、ヘッドが走るような味付けのためヘッドスピードが上がりやすく、左右のブレも少なくなるようなシャフトです。ただ、ヘッドスピードが遅い方や、キレがない人、またクラブに仕事をさせてあげないと多少難しく、飛ばなく感じるかもしれません」(米倉さん)価格(税込)/6万6000円
平均点が高く、そしてフェアウェイに置ける組み合わせ(堀越)
ここからは堀越プロの試打結果とインプレッションをお届けしよう。 堀越プロの第一印象を訊くと「グリップしてみるとすごく太く感じますね。グリップが太いおかげで手首のローテーションがしづらくなり、絶対に左に行かせたくないことがわかりますし、クラフトマンさんの意図を感じます。そしてすごく振りやすい。今回のような先が程よく走るシャフトにグリップを太くして、思いっきり振っても左に行きづらい。シャフトは5S表記ですがハードヒッターにも振りやすい仕上がりに感じますので、このくらいのスペックでしたらヘッドスピード45m/s以上の人に使っていただきたいクラです。このクラブが合う人は『左を消して、フェードを打ちたい人』だと感じました」。
今回はヘッドスピード45m/sで試打を開始。
「ロフトが9度のため打ち出し角はやや低くなりましたが、そこはシャフトのトルクの少なさや、強弾道にする効果が出ているのかと思います。全体重量が319gと今までこの企画で試打したクラブの中でトップクラスに重く、これはグリップの太さも関係してくると思います。ややカウンターバランス気味のため、持った時の印象と振ったときの印象が異なって振りやすく感じますね。個人的な感覚でヒッカケが出たような気がしますが、センターよりやや左に飛び出したものの、真ん中に戻ってくるフェード系の球が出やすい組み合わせです。かといってスライスが出るわけでもないので、実際にコースで使用した時はとても安定感が合って振っていけるイメージです。打感も良いので打っていて気持ちが良く、今どきのシャローな見た目なので構えていて球が上がりやすそうな安心感があります」 なお、ヘッドスピード45m/s前後で5球を打っての平均は下記のとおり。 ボール初速●65.2m/s 打ち出し角●13.8度 スピン量●2370rpm キャリー●234.3Y 総飛距離●260.7Y
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