涙目のポルシェ、今ならまだ狙えるピュアな911---相場は高値へ推移中
1964年の登場以来、リアエンジン・リアドライブにこだわり進化を続けてきたスポーツカーがポルシェ『911』だ。『カーセンサーEDGE』2月号(発行:リクルート)は993型、996型、997型の3世代にフォーカスする。 【画像全4枚】 8代目となる992.2型へと進化した911最新型は全車ターボ化され、軽量HVを組み合わせて電動化の道を歩み始めた。『カーセンサーEDGE』編集部では、911はモデルチェンジのたび、ボディサイズは大きくなりフレンドリーにもなったが、それに伴い車両価格も高騰しているという。 そこで特集では、往年の911らしい味を残している世代ともいうべき最後の空冷993型、そしてサイズ的にも取り回しに優れた水冷初期の996型と997型をフィーチャーする。「この濃い味わいモデルも、相場は高値へ推移中ならば、今ならまだ狙えるピュアな911を手に入れてやろうじゃないか」(『カーセンサーEDGE』編集部)。 『カーセンサーEDGE』編集部は「中古車市場において高騰を続けている911にあって、不人気だった996型がマニアを中心に見直されてきている。ならばその“先代”となる空冷993型、“後継”となる997型にも注目すべき」と説明する。今買うべき911の最適解はそこにあるという。 993:四半世紀を経て熟成を続けてきたザ・911の最終アップデート版 996:再評価され、泣ける展開の“フライドエッグ”ヘッドライト 997:水冷初期モデルの集約形ともいうべき後期型に注目!! そのほか注目の記事は「中古車相場20年史」。20年におよぶ911の相場動乱を『カーセンサー』のデータベースより抜粋した。アクロバッティックな乱高下を繰り返す相場指標から何が見えるのか? 続いてレース由来の称号「GT」。トンガリスポーツグレードとして人気を集めるGT系を総括、進化の軌跡を解説する。そしてブランド最高峰の“ターボ”。911の名を世に轟かせたスーパーカー的存在だ。魅力はユーズドでも衰えることはない。そして「ハズシで選ぶ996&997」。
レスポンス 高木啓