「勝つために必死でやる」と語る中島啓太が首位、鍋谷太一は2位タイで初日を終え好発進【ゴルフ日本シリーズJTカップ・初日】
日本男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」第1日目が東京よみうりCCで開幕した。初日を終え首位に立ったのは中島啓太、1打差の2位タイに鍋谷太一、片岡尚之、幡地隆寛と続く。
「狙ったところに狙った強さでアプローチできた」中島
昨年の賞金王の中島啓太は8バーディ、3ボギーの5アンダー65で初日を終えた。「前半は結果だけをみれば5アンダーと良かったけれど、8番ティーショットでミスが出てチップインでしのぎ、9番でもミスショットが傾斜で戻りラッキーに助けられた」と中島。 5アンダーで飛び出した後半は、11番、13番、14番で3ボギーを叩いたものの、15番、16番、17番で3連続バーディを奪い、首位でフィニッシュした。 ミスの原因は「強振するスウィングと、バランスよく振るスウィングができなくて、強振するか、緩むかだったのでミスにつながった」と分析。 明日の試合に向けて聞かれると、 「すごくいいスタートは切れたけれど、内容はあまり良くなかった。ただ明日スタートが遅いので、朝しっかり調整できる時間があると思います」と意気込みを語った。 今季は欧州ツアーを主戦場とし、現在賞金ランキング63位。昨年のゴルフ日本シリーズJTカップでは惜しくも2位に終わった中島だったが、今年こそは「勝つために必死でやる」と優勝への決意は固い。
「明日も自分のやるべきことに集中して頑張りたい」鍋谷
一方、1打差の2位タイにつけた鍋谷太一は、「アンダーパーを目指してプレーしたが、いっしょにまわった中島啓太選手が前半からすごくいいプレーをしていたので、それに引っ張られて自分もいいプレーができた感じ」と語る。 「パターに助けられた」という前半は本人の言う通り、6番3m半、7番3m半、8番4m、9番4mくらいの距離を沈め、4連続バーディを奪った。 「グリーンのスピードは速いが、先週と同じくらいなので、そこに対しては違和感なく打つことができた。傾斜が強く、3mくらいでもすごく曲がるパットもあるので、グリーンの読みとタッチが重要になる」とパターの調子の良さが伺える。 日曜日の夜に急遽、アジアンツアー組の欠場での繰り上げで出場が決まった鍋谷。今日は上位だったが、明日も今日のようにパフォーマンスを発揮できるかはわからない。一日一日集中して頑張りたいと語った。
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