イスラエル、対シリア軍事要衝ヘルモン山の冬季駐留準備へ
[エルサレム 13日 ロイター] - イスラエルのカッツ国防相は13日、同国軍に対し、シリア側を見渡せる軍事要衝のヘルモン山に冬季駐留する準備をするよう命じた。 カッツ国防相の事務所は声明で「シリア情勢を踏まえ、われわれがヘルモン山の頂上を維持することは安全保障上極めて重要」とした。 ヘルモン山はシリアとレバノンの国境にまたがり、イスラエルの占領地ゴラン高原に設置されたシリアとの緩衝地帯の最北端近辺にある。 シリアのアサド政権崩壊を受け、イスラエルは緩衝地帯に部隊を配置しており、イスラエル軍のシリア駐留が長期化する兆候が強まっている。