鎌田大地以外には? クラブとの別れ方が最悪だった選手10人。様々な理由で関係悪化に…
MF:ルイス・フィーゴ(元ポルトガル代表) 生年月日:1972年11月4日 所属元:バルセロナ(スペイン) 移籍先:レアル・マドリード(スペイン) ライバル関係にあるバルセロナとレアル・マドリード間の移籍は何例かあるが、その中で最も物議を醸したのは2000年夏のルイス・フィーゴの移籍騒動であると断言してよいだろう。 1995年夏にバルセロナに加入したポルトガル代表MFは元オランダ代表FWパトリック・クライファートや元ブラジル代表FWリバウドと共に強力アタッカー陣を形成。2度のリーグ戦制覇など数々のタイトル獲得に貢献し、1998/99シーズンからは主将を務めた。 そんなバルセロナを象徴する選手があろうことか、最大のライバルであるレアル・マドリードへと移籍したのだ。これにはサポーターも大激怒。レアル・マドリードの選手としてカンプ・ノウに乗り込んだ際にはボールを持つ度にブーイングが浴びせられ、大量の偽札が舞うことや豚の頭がピッチに投げ込まれることもあった。 ピッチ外でもフィーゴの経営する飲食店が破壊される大騒動に発展するなど多くの暴動が発生している。なお、20年以上が経過した今でもその遺恨は途絶えておらず、必ずバルセロナで嫌われた選手ランキングではトップに立つ。クラブも一度たりともOB戦に招待していない。
FW:ウスマン・デンベレ(フランス代表) 生年月日:1997年5月17日 所属元:ドルトムント(ドイツ) 移籍先:バルセロナ(スペイン) ウスマン・デンベレはサッカー界きっての問題児として知られており、これまで所属したどのクラブでも何らかの“しこり“を残した形で退団している。特に問題となったのが2017年夏のドルトムントからバルセロナへの移籍騒動だ。 デンベレはスタッド・レンヌで鮮烈なデビューを飾っていた2015/16シーズンも、契約に関して揉めた末に練習を無断欠席するなど、素行不良が問題視されていた。その結果1年でドルトムントに放出となっている。 ドルトムントでも同じように絶大なインパクトを残したが、2017年夏にバルセロナからの関心が伝えられると、移籍を強く希望。代理人のアドバイスを受けて、再び練習参加を拒否する暴挙に出る。何週間に渡って練習に参加しない「ボイコット」を敢行したことでドルトムントに移籍を成立させるようプレッシャーをかけ続け、最終的に1億3500万ユーロ(約189億円)の移籍金でバルセロナ行きが決定した。 このような一方的で身勝手な形での退団劇となれば、古巣のサポーターから嫌われるのは当然だ。今年で退団から7年が経過するが、2023/24シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝パリ・サンジェルマン戦では、デンベレがボールを持つ度に盛大なブーイングが発生していた。