鎌田大地以外には? クラブとの別れ方が最悪だった選手10人。様々な理由で関係悪化に…
サッカー日本代表の鎌田大地は、ラツィオとの契約延長交渉がまとまらず、わずか1年でイタリアを去ることに。この結果に、クラウディオ・ロティート会長筆頭にクラブ関係者から不満の声が出ており、日本人選手は良い別れ方ができなかった。今回は、そんな鎌田と同じく、クラブとの別れ方が最悪だった選手を紹介する。
GK:ジャンルイジ・ドンナルンマ(イタリア代表) 生年月日:1999年2月25日 所属元:ミラン 移籍先:パリ・サンジェルマン(フランス) ジャンルイジ・ドンナルンマとミランサポーターの間にある遺恨はあまりにも根深い。 16歳の頃からミランで正GKを務めていたドンナルンマは、瞬く間にイタリア屈指のGKへと成長した。2020/21シーズンからは試合によってキャプテンマークを任され、自身初となるセリエA年間最優秀GK賞を受賞。キャリア最高のシーズンを過ごしていた。 しかし、順調だったパフォーマンス面とは対照的に、契約延長交渉は停滞してしまった。最終的にドンナルンマサイドが要求する高額な給料とクラブの評価額が一致せず、2021年夏に契約満了に伴いミランを退団。そしてパリ・サンジェルマンと5年契約を締結した。 見方によっては、ドンナルンマがお金に目が眩んだようにも見えかねないこの移籍騒動に、ミランサポーターたちは激怒。2023/24シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループリーグで、退団後初めてこのイタリア代表GKがミランの本拠地サン・シーロに帰還を果たすと、サポーターたちは強烈な洗礼を浴びせる。 ブーイングや心許ない言葉に加え、試合中にお金の「ドル」と「ドンナルンマ」をミックスさせた「Dollarumma」と書かれた偽札を大量にバラまいたのだ。なお、この偽札は試合前にサポーター団体によって「このような価値のない人間を二度と育てないために」という説明つきで販売され、その売り上げは地元のサッカースクールに寄付された。